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わたしの勤務先・X社の屋台骨を支える、主力製品「Y」は今年で販売開始◯周年を、迎えた。「Y」はその斬新さで当初は苦戦したが、今では業界トップシェアに、成長した。
そんな「Y」の佳節に合わせ、X社は人材募集を兼ねたPRを打つことになった。会議に呼ばれたわたしは、思い付くまま、提案した。
製品を出してから節目ごとのクロノロジー(年表)を並べて、◯年前当時と今の製品写真で挟む構成はどうですか?その時代の社会情勢なんかも入れて、対比させるとか。
販売開始時の、社内で皆が喜び合ってる写真。これをNHKの「プロジェクトX」風に使えば面白いんじゃないですか?それっぽいコピーを、白抜き明朝体で縦や横に被せて。
製品を世に問うた◯年前の、高揚感に満ちた社員たちの写真。これを〝プロジェクトXっぽく演出〟するアイデアは、その場では盛り上がったが…。写真には他社に転じた者が写っており、クレームが付く可能性があるという。
本家の「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」も、使いたい素材に許諾が下りず、悔しい思いをしたことも…あったのだろうか。
いくつもある権利関係をいちいちクリアする苦労なしには、コンテンツが成り立たない…実に難しい時代に、なったものだ。
わたしの挑戦提案は、結果として×(ペケ)、だった。へこっ。
名古屋の高校生・佐藤佳代さんを、アイドル歌手・岡田有希子に。
それはまさに「プロジェクトY」というべき一大事業だったでしょう。
…
時は過ぎ、80年代アイドルは懐かしく回顧される存在になりました。
過去素材の山に眠ったままの、彼女の笑顔をもっと見せて欲しいです。
photo by yukikostarlight