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〝見つけてもそのままに ヒナを拾わないで!〟
近所にある動物病院に、こんな啓発ポスターが貼られているのに気が付いた。
道端に落ちている野鳥のヒナは、たくましく独り立ちをしている最中であり、近くに必ず親鳥がいて見守っているそうだ。
巣立ったばかりで、まだ空の飛び方を知らないヒナを。
もし人がかわいそうに感じてヒナを保護すれば、ヒナを親鳥から引き離してしまうことになり、逆に弱って死んでしまうかも知れないのだという。
親鳥は、人がヒナの近くにいると警戒して近づけない。だからもし落ちているヒナを見かけても、そのまま立ち去った方がよいらしい。
きっとそのちいさな翼が、やがて大空に羽ばたくことを願いながら。
〝ある日突然、彼女は空を飛んでしまった。残念なことに彼女は空の飛び方を知らなかった〟
ユッコこと岡田有希子さんについて書かれたとされる、小泉今日子さんのエッセイの一節をふと思い出して。空を自由に飛んでみたかったユッコさんは、いまは空から静かに時の流れを眺めているのでしょうか。
photo by yukikostarlight