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熱海への電車代を節約しようと、ツレさんと小田急・小田原ゆき快速急行に乗った。

 

 

時間帯が半端だったからか、思ったより混み合わなくて良かった。わたしたち以外にも、若いカップルが大きなスーツケース二つとともに、終点まで乗り通していたし。

 

ただひとつ、想定外に辛かったのは空腹だった。

ロマンスシートならOKでも、ロングシートだとNGな車内での飲食。昼食を食べ損ねたまま電車に揺られた1時間半、二人の頭の中を小田原駅小田急改札そばにある「箱根そば」の盛りそばが巡っていた。ぐるぐる、ぐー。

 

わたしたちは熟慮の末、帰路は小田原から居酒屋新幹線ならぬ「居酒屋ロマンスカー」をオープンさせることにした。

茨の道を選ぶ生き様はどこへやら。1000円の特急券は、流れる景色を肴にビールを呷るための必要経費なのだ。

いまは小田急もチケットレス化が進み、スマホサイトから〝電子特急券〟を購入すれば50円割引になるらしい。

 

いよいよ帰るだけとなり、弁当とビールも仕入れた小田原駅。あとは電子特急券をゲットすれば、居酒屋ロマンスカー開店準備OK!なのだが…。

 

「手軽に始めるなら!Webサービス」とある、小田急が最近始めたらしい〝EMot Online Tickets〟を使ってみると。これがムズい!

paypay決済が可能なはずなのに、なぜかクレジット決済しか選べなくて。カード番号をスマホに入力って…両手に荷物を抱えて立っている身にもなって欲しい。

 

そして座席を指定できるシートマップ。ぱっと見て、「1号車」左上の席が「先頭車両・運転席のすぐ後ろ」だと思い込む人は、絶対わたしだけではないと思う!

実際は「最後尾車両・目の前は壁」。すぐ横の出入り口ドアが頻繁に開閉して落ち着かない、閉塞感溢れるざんねん席だった。

上り列車の先頭は10号車、そう明確に示してほしい。

 

動き出した車窓は夕陽に染まり、そんなしくじりも飲んでしまえばどうでもよくなって。

目の前の壁、そして明日の仕事から目を逸らし、二本目の缶ビールを開けたのだった。

 

 

 

ユッコこと岡田有希子さんは、ロマンスシートに誰と並んで座りたかったのだろう

新宿に近づく列車でそんなことを思った、ほろ酔いのわたしでした。

text by yukikostarlight