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先日書いた記事にいただいたコメントに、胸を衝かれる思いがしたのです。
〝終着駅は、始発駅にもなります… 〟とありました。
「呼人駅」という歌があって、それはこんな情景をもとに生まれたのだそうです。
網走には最北の刑務所がある
刑期を終え出所した者にとって網走は終着駅ではなく、やり直す人生の始発駅だ
そして出所を待ち続けた者は、人目のある網走を避け、隣の小さな無人駅・呼人で待ち人を迎える
それが古くからの、約束事だったという
終着駅は始発駅でもあること。
考えてみればその通りなのですが、そこに思い至らなくて。
立つ位置が変われば、世界は違って見える…そんなことに、今更ながら気付かされたのでした。
網走からの鈍行列車が近付いてくる…ひと気のないホームから、待ちわびた人の名を大声で呼ぶ
小さな無人駅、呼人駅…
人生という名の列車が、終着駅に滑り込んでしまっても。
いつか長い夜が明けたなら。始発駅からきっと、新たな旅が始まる…そう信じたいと思います。
ユッコこと岡田有希子さん、あなたがいなくなって久しいけれど。
あなたの名を呼ぶ人が、絶えることはいまもありません。
わたしも、そのひとりです。
photo by yukikostarlight