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亡き父親との親子関係を証明するために、戸籍謄本が必要になったことを先日書いた。
でも面倒でつい後回しにしてしまったのだ。申請書に記入し、父の故郷・東北の小さな村役場に送るのを。
必要なのは母だけが残っている、父が筆頭者の戸籍謄本。
父は他界、わたしと妹は結婚で除籍…が記された、コンビニじゃ手に入れられない紙きれ。
重い腰を上げ、念のため村役場へ問い合わせの電話を入れた。
手数料は幾らなのか、申請書にはどう記載すればよいか。
でも電話の向こうにいる職員の返事は、要領を得なかった。いったん郵送で受け付けたあと、折り返し手数料を案内するから再び郵送してほしいという。
それじゃあ時間も切手代も余計にかかるじゃないか、高い長距離電話をしてるのはその二度手間を省くためなのに!
久々に聴く両親のふるさとの、お国訛りにほっこりしたのは最初だけだった。
結局手探りのまま記入。申請書には必要な書類として「請求者の免許証などの写し」、手数料分の「定額小為替」、返信用封筒…そして最後にこう書かれていた。
「親族の戸籍等を請求するときは、請求者との関係を確認できる戸籍謄本」
頭がクラクラした、これじゃイタチごっこだ。
と思ったけど、続く(当村の戸籍で親族関係を確認できる場合は不要)の文言に救われた。実はわたしの本籍は、この村に引き続き置いているのだ。
ツレさんと結婚したとき、本籍を移そうとして義理の母に強く反対されたからだが、先見の明があったというほかない。
そしてひさしぶりに目にした、「定額小為替」の文字。
中学から高校の頃。通販の支払いはコレが定番で、郵便局の窓口でおなじみだった。
すっかり過去のモノと思っていたけど、令和の世にまだ健在だったとは。
この証書をお受取人に送る際は、必ず送金先のお受取人(指定受取人)のおなまえをご記入ください
…かつての証書には〝ご注意〟にこう書いてあった。
でも当時の送り先は、一回り大きな字で注意喚起していたのだ、
ともかく「なにもかくな」と。
いったいどっちだよ…困惑したのは、わたしだけではなかったはずだ。
申請書を郵送して数日後。
戦慄の事態がわたしを襲った。
(後半に続く)
「定額小為替」…ユッコこと岡田有希子さんがいた頃の、懐かしい記憶が呼び覚まされたわたしですが。
paypayが使える令和の郵便局で現金以外の購入不可、450円の送金に手数料200円。ノスタルジーはありませんでした…。
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