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わたしは振込手数料220円を、どうしても払いたくなかった。

それだけの話なんだけど。

 

今年から始まった新NISAは、投資の利益への非課税期間が無期限に変わった。これまでのNISAは最長5年が過ぎたら、売却か課税口座に移すしかなかった。

※つみたてNISAは20年

 

大きく改善された新NISAだが、旧NISAや課税口座で保有する株式や投資信託をそのまま移すことはできない。いったん売却し、利益の20.315%にあたる税金を納めてから改めて買う必要がある。だけど株や投信を長期保有するのなら、2割の税金を払っても早く新NISAに移したほうが将来大きく節税できるそうだ。

 

わたしは旧NISAから課税口座に移った投信を持っている。ついでに今後の保有コストも下げたいので、思い切って手数料が高いメガバンクからネット銀への「おカネの引っ越し」を思い立った。

投信の売却価格は売り注文を出した日ではなく、数日後の約定日の価格。そして実際に売却代金が振り込まれるのはさらに数日後。思い立ったらすぐできるわけではなかった。

 

そんなわけで月も変わって数日、やっと課税後の売却代金がメガバンク口座に入金された。ネット銀口座にそっくり移すべく、Web上で振込手続きをちゃちゃっと済ませて…と思ってたのだけど。

おかしいな、「手数料220円」が課されてしまう。メガバンク口座からの振込手数料、月1回は無料のはずなのに。

 

調べたら、手数料が無料になるのは20日から翌月19日までだった。月末に1回無料枠を使っていたわたしは、月が変われば復活するものと思っていた…これは痛い。

投信価格は日々変動していくから、さっさと新NISA枠で買い付けたい。だけど自分のおカネを自分の口座に振り込むのに手数料払うのって、なんかヤダ。

考えた末、メガバンクのATMでおカネを下ろし、そのままネット銀に入金することにした。わざわざ銀行に出向く手間より、わたしには手数料のほうが高いのだ。

 

そして、いざATMの前に来て。

わたしは初めて、一日に引き出せる現金に上限があるのに気付き、途方に暮れたのだった。


キャッシュカードの利用限度額を一時的に変更するには、こんな手順が要る。

 

①専用のアプリをスマホにダウンロードする

②キャッシュカードを手元に用意し、暗証番号ほか必要事項を入力

③変更内容を選択(一時的な限度額引き上げ)、変更後の限度額を確認

④本人確認

※電話認証か本人確認書類による認証を選ぶのだが、後者は〝免許証かマイナンバーカードをスマホに読み込ませた上で、顔とまばたきの撮影が必要〟とのこと。お化粧しないとね。

 

かなり面倒だけど、仕方ないのでこの通りにやってみた。

結論をいうと、その日には変更できなかった。


〝操作日当日0時時点の口座残高〟より高い金額は、限度額に設定できないのだとか。おカネが振り込まれたのはその日の朝だったので、要するに入金当日には限度額の変更ができないらしい。

 

なんとしても手数料収入を得ようとする、M菱UF○銀行の執念をみた気がした。

そしてわたしはその220円を絶対払うものかと、執念をみせるのだ。

 

 

 

ユッコこと岡田有希子さんが空の下にいた頃、まだ「メガバンク」という言葉はなかったですよね

それにしても、80年代末の就活生に絶大な人気を誇った銀行が、いまこんな苦境に立つとは。

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