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先日の小春日和。正午前、在宅ワーカーのツレさんを1時間ほどの散歩に誘った。
わたしと真逆な高血圧ガール、ふだん運動らしいことをしていない。ちょっとでも体を動かさせなきゃとの使命感からだった。
気温が20℃を超えたこの日、ツレさんは帽子とマスク姿で機嫌よく付き合ってくれた。いつもなら化粧がどうの、体調がこうの言うのだけど。
歩き出したそばから、ツレさん喋るしゃべる。話題はもっぱら近頃のわが子のこと。子はかすがい、とはよく言ったものだ。
わが子の学校で先日行われた、複数の大学の担当者による学校説明会に親子で参加したあと、帰りの電車でわが子がツレさんにぼそりと言ったらしい。
「やっぱ勉強しなきゃだめだねえ。今日聞いた話、沁みるわあ〜。」
少子化が進み、いまや各大学は学生の奪い合い状態。イマドキはこんなふうに、各高校へ「出前説明会」が催されている模様だ。当然どの学校もイメージアップに懸命だろうけど、今回わが子に刺さった?のは、近年志願者を増やしている難関大。
本校の一般入試は学部ごとに異なる傾向があって、それは「こんな学生に来て欲しい」という学部からのメッセージ。だから、しっかり過去問などで対策してほしい。一方で共通テスト利用入試は、高校で学ぶ範囲から幅広く出題される。だからいま学んでいる内容がとっても大事、この時期に得た基礎力は一般入試の突破力にもつながる…。
要するに、高校一年の今から「しっかり勉強しなさい」ということらしい。
でもそれって、大抵の親が子供に言ってるのと中身は変わらないのでは?と思う。
子供になぜ「沁みる」のか。話の「中身」ではなく「誰が」話したか、が重要なのだろう。
親はもう、用済みなんだ。おカネのコト以外は…。
そして難関大の担当者は、こうも言っていたらしい。
長引く円安で、海外留学中の学生は経済的に大変苦労している。親御さんに特に申し上げるが、英語を学ぶならまず目が向く欧米より、シンガポールやフィリピンを選ぶことを強く勧めたい。
ツレさん「そんな話をした学校は他になかったから、すごく印象に残ったよ。」
入学後の親のフトコロまで考えてくれるとは…この辺りに、かの難関大が志願者数を伸ばした秘密があるのかも。
これは親にも、沁みるわあ〜。
ユッコこと岡田有希子さん。
彼女にも、高校卒業後の「その先」があったはずでした。
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