数多くのブログのなかから、当ブログをご訪問いただき誠にありがとうございます。

太字は過去記事へのリンクです。もしよろしければ、ご覧になってください。

 

久々に出社したら、隣席の女性から〝聞いてくださいよ〟攻撃を受けた。

ここしばらく、職場で腹に据えかねる出来事が続いたらしい。

休暇明けで鬱なわたし相手に、容赦なく毒を吐く。

 

こういうときは意見をせずに、傾聴に徹するに限る。

長年の会社員生活で学んだことだ。

所詮はひとごとなんだし。

 

〝そうなんだ、大変だったね〟何回目かの生返事のあと。

毒気に中ったか、ついこんな余計なひとことを挟んでしまったのだ。

〝なにしろ毒を吐くからドクハク(独白)、っていいますもんネ〟

 

すると彼女はわたしから顔を背けて、こう呟いた。

〝聞いてくれる相手がいるから、独白じゃないけどね…〟

 

誰かが聞いてくれていることばは、ひとりごとじゃない。

ひとごとには違いないとしても。

 

そんなわたしの、ひとりごとでした。

 

ユッコこと岡田有希子さんに、毒を吐ける相手はいたんだろうか。

心の森のなかは、陽の光を遠ざけていたんだろうか…。

photo by yukikostarlight