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とある激辛ラーメン店の限定メニューを食べたくて、電車で小1時間かけて出掛けました。

知らない街を歩くのは楽しいです。たとえ気温が35度に達していても…。

 

駅前の商店街をひたすら進んで10分少々、汗まみれになって着いたのは某古書チェーン店。

出先にあれば立ち寄るようにしています。こんな出会いがあるかもしれないので。

 

はたしてここにも雑多に置かれたシングルレコードの山があって。しばしジャケット大博覧会を楽しみながら探索してみたところ、山の底に埋もれていた一枚に逢えました!

ユッコこと岡田有希子さんの4枚目のシングル「二人だけのセレモニー」

髪をアップにして微笑むユッコさん。1985年1月16日に発売されたこの曲のジャケット写真は、前年の学園祭シーズンの辺りに撮影されたものでしょうか。

それまで3枚のシングルで、同級生の男の子との初めてのデートから、徐々に恋を進展させてきたユッコさん。今作では「卒業」「キス」をモチーフに、女の子の成長とともに深まる思いっきり甘〜い恋を、囁くような甘〜いうたごえで表現しています。CMソングに使われた東芝の小型テレビ「U・30」のキャッチフレーズは「〝あまくておいしい〟有希子のテレビ」。

 

アルバム「FAIRY」にも収録されている同曲は、シングルとはアレンジがすこし違うそうで。

当時のプロデューサーのアイデアで、アルバムはヘッドフォンでじっくり聴く前提で。そしてシングルは、AMラジオのモノラルスピーカーでも映えるようインパクト重視…とのことだったかと。

 

今回お迎えしたこのレコード、針をいちども落とされていないようです。もとの持ち主はきっと甘〜いユッコソングに魅了されて買い支えた、熱心なファンだったんだろうな。

 

誘われて 踊るのは

あなたが最初 決めてた

とまどいも卒業よ

あふれるほどに あなたが好き

目を閉じていい?

そして 甘いセレモニー

 

(作詞・夏目 純)

 

そんな甘〜いうたが刻まれたドーナツ盤(EP)をひっくり返せば。それまでのユッコソングとは大きく異なる、シリアスな曲調に驚かされる「PRIVATE RED」。

 

PRIVATE あどけなさは

まだ 昨日のまま

PRIVATE 唇だけ

ああ 少し違う

とまどうほど綺麗な赤よ

 

(作詞・売野雅勇

 

この日に汗だくで食べたラーメンのスープも、とまどうほど真っ赤だったナア…わたしのPRIVATE REDはそんな感じDESU…。

 

photo by yukikostarlight