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先日なくなった上岡龍太郎さんの訃報を受けて、三谷幸喜さんが一番印象深いという上岡さんのこんな言葉を紹介していました。

「人間は19歳から25歳の間に得た知識で、残りの人生は決まるんだ」

 

上岡さんといえば、故横山ノックさんへの弔辞が当時絶賛されていたのを思い出すのですが、よく考えたら「19歳から25歳の間」というのは、上岡さんが横山さんたちと結成していた〝漫画トリオ〟の活動期間と重なっているんですね。

メモも見ずに切々と語った、笑いを挟みながらも聴衆を感動させる名スピーチ。今回久々に聴きましたが、あらためて上岡さんの横山さんへの思いの深さ、話術の凄さを感じました。

上岡さん、今頃ノックさんとどんな話に花を咲かせているでしょうか。

 

そして考えさせられました、自分の19歳から25歳の間って何やってたんだっけ。

東京に出てきて一人暮らしを始めて、なんとか留年せずに卒業して、拾ってくれた会社で働いて。

親より長くともに過ごすことになるツレさんに出会うのは、もうちょっと先だったかな。

振り返れば知識はともかく、周囲の人からの親切や恩を、あの頃たくさん得たと思います。

確かに、それらはその後のわたしの人生を決めてくれたのかもしれません。

 

18歳で人生に終止符を打った、ユッコこと岡田有希子さん。

彼女にもし19歳から25歳までの歩みがあったなら、どんな人生を決めたのでしょうか。

地位に恋々とせずきっぱり引退した上岡さんのように、華麗な転身もあったかもしれませんね。

 

 

上岡龍太郎さんのご冥福を祈ります。

 

 

photo by yukikostarlight