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フォローさせていただいている方がわたしの記事を受けて、先日ご自身のブログに、貴重なユッコこと岡田有希子さん直筆の文章を多数アップしてくださりました。
あの頃の女の子がみんな書いていた丸い文字、丁寧な楷書体…。
もう40年近くもまえの、彼女の息づかいさえ伝わる気がします。
直筆って、いいですね。
ユッコさんの写真集に、彼女の直筆によるこんな書き出しから始まる詩がありました。雨垂れを見つめる、寂しそうな横顔の写真に添えられています。
今日みたいな日はキライ
雨はキライ…
あなたから言われた突然のサヨナラ
ちょうどこんな雨の日だったから
久々の休日、でも起きてみたらいまにも泣き出しそうな灰色の空。
そして、堪えきれずに落ちる涙のような雨音。
雨はキライ… わたしもDESU…
バイクでツーリングをしていた頃、こんな格言?を聞きました。
「走っていて雨に降られ、観念してカッパを着込んで再び走り出すと途端に晴れる」
これ、わたし自身も経験あります。万事思うようにはいかない、ということでしょうか。
そしてバイクで雨のなかを走ると、雨と晴れの〝境界〟を目撃することが稀にありました。
濡れた路面と乾いた路面が、ほんのわずかなグラデーションでつながっているんです。
止まない雨はない。辛い記憶もいつかきっと遠くなる。
心の中に陽が差し込むまで、ちょっとしたグラデーションが必要かもしれないけれど。
それでも、止まない雨はない。
40年近く前の失恋の詩に触れて、そんなことを彼女に伝えたくなった雨の一日でした。
photo by yukikostarlight