数多くのブログのなかから、当ブログをご訪問いただき誠にありがとうございます。

太字は過去記事へのリンクです。もしよろしければ、ご覧になってください。

 

久々に土日とも休みになった週末。家に持ち帰った仕事がかなり形になったことに気を良くして晩酌を心ゆくまで楽しんだわたし。22時からのドラマを視たあと、ふらりと深夜の散歩に出ました。

 

理由はこの日外出しなかったせいで、スマホの歩数計アプリの1日5000歩連続記録が6日間で途切れてしまいそうだから。もちろん、酔って気が大きくなっていたのもあります。

 

いつものランニングコースをトレースするのはつまらないので、川沿いから高台まで普段通らない脇道をのんびり進みます。雨上がりの生ぬるい風が、なんだかとても心地よい。

 

大通りに面した、いつもシャッターが閉まっている怪しい佇まいの店。裏手の脇道からは、若者たちが開け放たれた狭い店でぎっしり、立ち飲みで楽しんでるのがわかりました。潰れてたんじゃなかったんだ。

 

すれ違ったのは若い女性がふたり、一瞬の横顔がみんなすごい美女に見える。それから自分より一回り?年長のカップル、手を繋いで仲睦まじい。実はツレさんに一緒に歩こうと言って断られたのですが、帰ってからこの話をしたら「夜なら化粧しなくても気にならないね、朝散歩するよりイイかもしれない」と言ってました。

 

ユッコこと岡田有希子さんのファンになってから、春になるとなんとなく過去を振り返るようになったわたし。川沿いの道をとぼとぼ歩いていると、二十歳前だった頃の春、同じように夜中に歩いていたのを思い出しました。

 

世話になっていた同郷同宿の先輩とふたり、戸締りもせず腹を空かしてラーメン屋に向かっていました。そのときはお目当ての店が閉まってて、いまはそこら中で営業しているコンビニもなく、すごすご腹の虫を鳴らしたままアパートに帰ったのでした。なんとなく、己の無力を感じながら。

 

あの頃といまの違いは、腹は減っていないことくらいですかね。

三十年以上経ったけど、夜知らない道を歩いていると、いまも己の無力を感じます。

 

あと思ったのは一人でふらふら歩けば、深夜徘徊で職質されちゃうお年頃なのかも…。二人連れなら回避できそうですけどね。

 

photo by yukikostarlight