1985年のわたしにとって、ブラウン管の中でピンク色の髪の彼がドラムを叩きながら歌う姿は衝撃でした。
あの曲の疾走感あふれるイントロを聞くだけで、頭の中が高校2年の春に引き戻されるような気がします。
彼のボーカルは、キーがとても高くて魅力的でしたね。
とにかく目立っていた、彼のあの派手な伊達メガネを真似て、一気に視力を落としたのもいまは懐かしい思い出です。
C-C-Bの3枚目のシングル「Romanticが止まらない」は、彼らの解散がかかった勝負曲だったのですよね。
記憶のなかにしまっていた彼の歌声を、こんな形で思い出すことになるなんて。
笠浩二さんのご冥福を祈ります。
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