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今回のタイトル〝黒い花びら〟は、いまから63年前の1959年、第1回日本レコード大賞受賞曲からとりました。わたしが生まれる10年前の話です。

歌っていたのはその年の新人歌手、水原弘さん。ユッコこと岡田有希子さん世代のひとには、田んぼ脇の小屋に貼られたホーロー看板の中で、ハイアースという殺虫剤を掲げた和服姿の男性といえば通じるはず。

水原さんはホーロー看板の撮影からわずか8年後、42歳の若さで夭折されたようです。

 

先日予約をすっぽかしてしまったためとても気まずかったのですが、あらためて近所のかかりつけの歯科医に検診に行きました。

今回初めてレントゲン装置で歯の写真を取られたのですが、そこで知りたくなかった事実を知らされたのです。

若い頃に虫歯を治療したうち一本が神経を抜かれている。神経の通ってない歯は割れやすいし、いずれ紫色〜茶色に変色してくる。その時は歯を抜いて治療し直すしかない、と。

 

実は若い頃に、その歯科医のお母様が代替わり前の院長だった頃に治療してもらったんです。

今思い出すと、確かにそのとき言われたんですよね、「神経抜くけどいいかい?」って。

当時は神経を抜くことで痛みを感じずに済むんだから万々歳だ!なんて思ってたんですが、その後すっかり忘れてしまってました。今思えば食感などいろいろな影響のある、歯の神経を残せるなら残した方がいいに決まっていますよね。

 

ここ二十年以上定期的に検診に通っているその歯科医に、虫歯がないのを褒められてきたわたし。

残っている28本の歯を守りきるつもりだったのですが、1本は必ず遠からず失うのを知り落胆しています。でも、できることなら残る歯で、さいごの日まで美味しく食べ物を噛み砕きたいです。

80歳で20本の歯を残すこと、が望ましいのですよね。

 

ユッコさんの笑顔は、きれいな白い歯が印象的です。

アイドル歌手に憧れた彼女はひょっとして「芸能人は歯が命」と、念入りに歯を磨いていたのかもしれませんね。

ユッコさんより一学年下のわたしの小学生時代、クラスでひとりは歯の矯正中の子がいましたが。

ユッコさんの美しい歯並びは、きっと生まれ持ったものだったのでしょう。

 

先の水原さんの早世は、過度の飲酒により肝臓を壊したことに起因するそうです。

酒をしこたま飲むのが目下最大の楽しみであるわたしは、身が引き締まる思いになりました。

これからなにかと羽目を外しがちな年末年始。

みなさん、歯磨きとともにぜひ心の戸締まりを。大切な人を悲しませないためにも。

 

なぜこの写真を撮っているのか、自分でも驚きです。

photo by yukikostarlight

 

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