これまでのお話はコチラ
約5年間の闘病生活記録
この5年間に
何度も入退院を繰り返してきた中で
たくさんの
入院患者さんに出会ってきました
人生で沢山の人に出会うけれど
この闘病生活で出会った人々からは
本当に色々な事を教えていただき
沢山救われました
日々のトレーニングで
頭が働いて歩けるようになったので
結核病棟に
移動する事になった時の出来事
結核病棟のおじさん
結核病棟と聞くと
隔離されて閉鎖的なイメージでしたが
病室に光が入って
患者さんが皆明るい
ほっとしたのを
覚えています
特に元気なおじさんがいて
結核病棟にいるなんて
時代の最先端だ!
食器がディスポ(使い捨て)?
こっちの方が清潔なんじゃ!
入院する前は
下町の現場監督さんだったと
おっしゃっていました
検査で結核がわかり
入院早々
やってられるか~
と大騒ぎしていたそう
同じように私も
今年は色々頑張ろう
って目標掲げていた矢先に
こんな事になるなんて…と
嘆き始めたら
キリがない状況の私に
おじさんは
生まれ変わったんだ!
人生二度あるなんて得したぞ!
これからまた
やりゃーいーじゃねーか
と言ってくださいました
すっと気が楽になった事を覚えています
新型になったんだから
そこに(頭の中)どんどん良いもん
いれたら無敵だぞ!とか
めちゃくちゃ言ってそうで
妙に納得しました
病室は2人一部屋で
何部屋かあったのですが
皆楽しくて仲良し
皆それぞれ大変な状況なのに
お互いを励ましあうことが出来ていました
あの時教えていただいた事
目の前の悲劇を
違う視点に置き換えると
それはチャンスとなり
きっかけになる
健康というのは
元気なのが健康なのではなく
心が健康である事が何よりの健康
という事でした
結核病棟の人たちは
みんな
心が健康でした
新型に生まれ変わった私が(笑)
初めて出会った方が
この患者さん達で本当に良かったと
心から思います
新しい命に
新しい記憶と良い感情を注ぎ込もうと
生きるエネルギーを
取り戻した出来事でした
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