トレードで最も辛いこと、
それは天井価格で買いポジションを持ってしまうこと、
もしくは底値価格で売りポジションを持ってしまうことですよね!
トレーダーとして、それだけは何としても回避したいことです。
では、そのような高値掴み・安値掴みは
どのようにして回避すれば良いのでしょうか?
今日はそれについて解説します(^_−)−☆
* * *
ここ最近、
「1ドル=104〜105円台の売りポジションを
持っているトレーダーが、かなり多い。」
というお話を聞きます。
なぜ、“1ドル=104〜105円台の売りポジション”なのか、
想像つきますか?
昨年アメリカ大統領選の際、
ドル円相場は一時的に1ドル=101円台まで下落し、
それから一気に上昇トレンドへと転じたわけですが、
2016年の9月から10月にかけてレジスタンスになっていた
1ドル=104〜105円台の水準まで、選挙後に相場が上昇してきた際、
「絶好の売り場だ!」と考えて売りポジションを持ったトレーダーが
たくさんいらっしゃった、ということです。
大半のトレーダーが「トランプ氏当選=ドル売り」と考えていましたから、
絶好の戻し目と判断して、売りポジションを持ったということですね。
そして、ドル円相場が1ドル=104〜105円台を
あっという間に突破し、さらに上昇しても、
「トランプ氏が大統領に就任したのだからドルは必ず売られる」と信じ続け、
「ロスカットはしないでおこう」と考え、
結局ロスカットをするタイミングを失い、
今の今までズルズルとポジションを持ち続けてしまった
というわけです。
ご覧になっている方の中にも
「まさに自分のことだ」と思った方も
いらっしゃるかもしれませんが、辛いですよね。
2017年4月と6月には1ドル=108円台まで下落しましたが、
1ドル=104円までは下落せず、もどかしい思いをし続けているかもしれません。
しかも売りポジションですから、わずかとは言え日々金利を支払い続ける必要があり、実質的な平均建単価は少しずつ、確実に不利になり続けます。
では、そういった事態に陥ることを防ぐ手段は無かったのでしょうか?
あります。
例えば私は、
「大統領選が行われる年は、
大統領選前は大幅レンジになりやすく、
選挙が終わった後は円安に動く傾向がある」
というアノマリーをお伝えしていましたが、
例えばその情報を知っていただけでも、
安易に1ドル=104〜105円台の売りポジションを
持つことは無かったはずです。
もちろん、100%アノマリー通りになるとは言い切れません。
しかし、そうだとしてもチャートをしっかり分析できていれば、
あれだけ乱高下した相場もしっかりと読むことできたはずだと私は考えています。
例えば、私がトレードを教えている生徒さんの中には、
ストキャスティクスなどのテクニカル分析を活用し、
選挙後ドスンと下がったところで見られた
“売られ過ぎのサイン”を見逃さず、
しっかり買いエントリーされて、円安の流れに乗じて
大きい利益を獲得された方がたくさんいらっしゃいました。
また、大統領選の前に、私が
「相場の下落を示す“売りのダイバージェンス”がドル円相場で出ていますね」
というテクニカル分析の話を生徒さんにお伝えしており、
それを信じて選挙前に売りポジションを持ち、
ドル円相場がドスンと落ちたところで
利益を確定されていた生徒さんもいらっしゃいましたね。
このように、しっかりとテクニカル分析さえできていれば、
相場の動きを読むことは可能であり、
少なくともドル円相場の104〜105円台で
売りポジションを持ってしまうなんて致命的なことはまずしない、
と私は考えています。
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以上の発表から買いざさえ効果がどうでるかです。
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池辺雪子
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