NYC在住の友人おすすめのMatilda(マチルダ)、観てきました。
子どもたちが沢山でてくる異色のミュージカル、というのが前知識。
小さい子の演技なのだから学芸会に剛毛が生えた程度なのではないかと思いきや・・・

これは確かにすごい

脇役の子どもたちの演技は想像をそこまで大きく超えるものではなかったけれど、
主役の女の子の演技力と歌唱力が半端ない。女優顔負け。

彼女の名は、Mattea Conforti

4人スタンバイしている「マチルダ」の中でも、公式パンフレットで最初に名前が挙がっているところをみると、一番手なのだろうか。あまりに小さかったので調べてみたら、2015年7月初舞台の若干9歳!凄い、凄すぎる。役のマチルダ天才少女なのだが、むしろ天才はMattea Confortiなのでは。

ストーリーもなかなか感動的でスッキリ。おすすめです。
ニューヨークに来て数軒目となるジャズクラブBirdland (バードランド)。

http://www.birdlandjazz.com/

タイムズスクエア近く(44th、8Aveと9Aveの間)にある老舗クラブの一つである。数軒先にはオペラ座の怪人のMajestic Theatre(マジェスティック劇場)があり、ミュージカルが終わった後にジャズを楽しむ観光客で賑わう場所としても有名なようだ。

当日の開演3時間前にネットでチケットを購入。手数料全て含めて約35ドルとミュージックチャージは普通。ただし、ミニマムチャージ10ドルなので、中でフードかドリンクを注文しなければならない。ちなみにグラスワインが一杯10ドル。

入口はなんの変哲もない普通の扉だが、中に入ると、白いクロスをまとったダイニングテーブルが半円状に並ぶ暗めのシックな空間が広がっていた。数年前に訪れたフランス・パリのMoulin Rouge(ムーランルージュ)にどことなく雰囲気が似ていたような気がする。

(参考)Moulin Rouge(ムーランルージュ)
http://www.moulinrouge.fr/?lang=en

ドレスコードはスマートカジュアルといったところ。私は意識せずにきれいめのロングスカート(つまりは普段着)だったが、せめてヒールを履いて行けばよかったと思った。ジャズクラブに行くときは、どういう雰囲気・客層のクラブか事前にチェックして、TPOに合った服装をしていくとより楽しめる気がする。

例えば、バードランドのようなお洒落なところでサンダルを履いていると周りから浮いているように感じられてそわそわするし、スモールズのように場末のジャズクラブだとシャツにちょっとおシャレなスニーカーというような格好のほうが気軽に楽しめていい。今回は私の事前リサーチが甘かった。

この日の歌い手は、Carole J. Buffordという若手の女性ジャズシンガー。バンドはピアノに弦バス、ドラムにトランペット(&コルネット)。

Carole J. Bufford
http://www.carolejbufford.com/bio.htm

ちょうどこの日が契約期間の満了日だったが、めでたく11月まで延長されたとのこと。歌唱力もあり、なかなか楽しいステージで、35ドルであれば十分満足できるものだった。私はどちらかというとスモールズのような地元客で賑わう小さくお世辞にも綺麗とはいえないクラブのほうが好きだけれど、綺麗な場所で洗練されたジャズが聴きたい!という場合には、もってこいだと思う。

彼女の歌もさることながら、私は彼女の横にいたトランペットの男性に釘付けだった。トランペットと思えない甘美な音色に酔いしれ、ああこういう色香のあるトランペットだったら秋の夜長に本でも読みながら聴けるなぁなんて思っていた。

Birdland(バードランド)、ニューヨークの滞在時間が少ないのでミュージカルもジャズも一晩で堪能したい!という人に特におすすめです。

ロウアーマンハッタン、South Ferryのすぐ近くにあるVivi Bubble Tea。

http://www.vivibubbletea.com/

店構えはほんの一畳ほど、中国らしい装いの店舗。アメリカ人の同僚から「なかなか美味しいわよ」とすすめられたので試してみた。

文句なしに美味しい!

私は中国や台湾に行ったことはないので本場の味というものは知らないのだが、タピオカミルクティーファンの私が米国と東京で約10年試した限りではナンバーワンである。

まず、氷を使っていない。なので、タピオカそのものを思う存分楽しむことができる。氷があると氷にタピオカがからまり最後の一粒までタピオカを堪能するというのは至難の技である。タピオカミルクティーファンなら一度ならず感じたことがあるはずだ。

そして、ミルクティーそのものが優しく、それでいて甘ったるくなくて、美味しい。さらに、タピオカそのものも小さすぎず大きすぎず、きちんと歯ごたえがあって(讃岐うどんのよう)素晴らしい。

ニューヨーク、凄いな。毎日美味しいものが見つかる。


(追記)

ちなみに米国ではタピオカミルクティーとは言っても通じない。”Bubble Tea"である。おそらくタピオカが泡(bubble)の形状をしているからだろう。Cafe Beneでも注文したが、こちらは氷の占める割合が大きく、ミルクティー自体もガツンと甘かったので、好みではなかった。でも、大きくて甘いものを好む米国人にはCafe Bene風のほうが人気があるのかもしれない。