私が保育ルームの運営をしていた頃
自己研鑽のために
東京都子育て支援員研修
に参加しました。
子育て支援員研修とは
東京都では、保育や子育て支援等の仕事に関心を持ち、地域で保育や子育て支援分野の各事業に従事することを希望する方、又は従事している方を対象に、「子育て支援員研修」を実施し、必要な知識や技能等を修得した「子育て支援員」を養成しています。「子供が好き!」「子供と関わる仕事がしたい!」「子育て経験を活かして地域で活躍したい!」――― そんな気持ちをカタチにできる子育て支援員研修を受講して、子育て支援員として保育や子育て支援の分野で活躍してみませんか。
(東京都福祉局HPより)
都内に在住・在勤の人なら誰でも、
受講料無料で参加できるので
子育て支援に関心のある人が
たくさん受講にきていました。
年齢層も幅ひろく、
学生さんから、
もう仕事をリタイアした年齢の方も。
ご自身の子育てが終わった
年齢の女性も多く
休憩時間などの雑談時には
という声が聞こえてきます。
子育て支援をしたい、という
愛あふれる人たちなのです
そしてこんな声も聞こえてきます。
良かれと思って、
育児中のママたちを
勇気づけようと思って…
のことば。
でも
カウンセリングの
知識があれば
こういうことは言わないのです。
辛い気持ちでいる人には
せっかくのその言葉は
何の助けにもならないし
それどころか
余計に傷つけてしまう。
カウンセリングでは
ごく基本的なことです。
みんなが乗り越えてきた、
みんなができているからと言って
その人ができるとは限らない。
みんなにはできるのに
自分にはできない、
と感じてもっと辛い。
がんばって、と言われたって
もうこれ以上できないくらい
がんばっているんです。
そして、
自分の体験談を語ることも
カウンセリングでは
慎重になる必要があります。
子育て支援員研修の
カリキュラムには、
残念ながら、そういった
カウンセリング的なことは
ありませんでした。
(少なくとも当時はなかった)
せっかく、研修を受けて
子育て支援をしたいという
熱い・暖かい気持ちを
持っているのに
知識がともなわないと
傷つけてしまうんです、
良かれと思って。
私は、この会話を耳にしたことで
カウンセリングの知識を
多くに人に伝えていかなければ!
と強く感じて
危機感のようなものさえ感じて
今にいたるまで、
エンカーリジング講座を
開催し続けています。
愛情だけではダメなんです。
知識をもたずに発する言葉は
きつい言い方をすると
自己満足でしかありません。
自分は
「人助けをした」と満足でも
相手は傷ついているかもしれません。
そして、傷ついたとしても
多くの場合、その人は
「傷ついた」とは言わない。
その場では
いいお話をきけた、ありがとう
くらい言うかもしれない。
だから
傷つけたことに気づかず
同じことが
繰り返されてしまう。
そうならないように
愛情あふれるあなたこそ
しっかり知識を
身につけてください
子育て&自己実現アドバイザー
牛島有希子
子育ても 自分の人生も、
キラキラ充実させたいママたちに
育児・育自について発信しています。
一男一女の母。猫が好きです
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