ドラマ「さよならマエストロ」から、親子の何がいけなかったのか? | 表参道アンジェリカ 牛島有希子|子育ても自己実現も! /アドラー心理学講座/カウンセリング/カウンセラー養成【表参道・全国】

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育児を通して、女性がますます輝けるように…
3,000組を超える親子と向き合ってきた経験と、アドラー心理学・カウンセリング・各種セラピーの知識を融合した発信をしています。

 

西島秀俊さん×芦田愛菜ちゃん主演、
今シーズン話題だったドラマ
 

「さよならマエストロ
~父と私のアパッシオナート~」


昨日が最終回でした。

 

 

宝石赤あらすじ
天才指揮者だったが“ある事件”で家族も音楽も失った父親。
そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘。ふたりが地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていく。

宝石赤主要登場人物
 俊平(西島秀俊さん)…才能ある指揮者

 響(芦田愛菜ちゃん)…俊平の娘。かつては
       バイオリンを演奏していたが、
       今は父と音楽を嫌っている

 


このドラマで
娘が父親を憎むきっかけに
なったできごと
について
考えていきたいと思います

(以下、ドラマのネタバレ含みます)
 
宝石赤第9話で描かれる事件

バイオリンコンクールで
自分史上最高の
演奏ができた響。


俊平は演奏が素晴らしかった
ことを喜ぶとともに
「修正すればさらによくなる」
簡単なアドバイスをする。


俊平が立ち去ったあと、
響は「今の演奏が最高だった、
これ以上は無理だよ」

崩れ落ちてしまう。


俊平のことばから受けた
ショックから立ちなおれない響。

その後出演予定だった
コンクール決勝から逃げ出し、
事故に合ってしまう。

 


…この場面での
俊平の行動について
考えてみます。


勇気づけのコミュニケーション、
また、カウンセリングにおいても
 
「良かれと思ってのアドバイス」
勇気づけにはならず
逆に勇気をくじくことになる


と考えます。

 
だから、俊平が響に
「修正すればさらに良くなる」
言ったのはNGな行為だ!
 
 

…というのは簡単ですが、
本当にそうでしょうか?


今 素晴らしい演奏ができた、
これから決勝に臨む、という時に

音楽をよく理解している人から
さらに良くなるための
アドバイスをもらえたら

 
とてもありがたい、
嬉しい!
 



…と思うものではないでしょうか?



ポイントは、
響のこころの状態です。


才能ある俊平と同じ域に
行けるようにと

自分を追い込んで、
心身をこわすくらいに
練習を続けてきた響。


響のこころは、
非常にもろい
状態
だったのです。


意気揚々と決勝に臨んでいく
状態だったのなら
喜んで受け取れたアドバイスが

なんとか保っていた
こころを壊すとどめに
なってしまった。

 
そんなこと言われても、
響がそんな状態だった
なんて知らないし!
 




…と、見ている私たちも
思ってしまいますが。


その「知らなかった」
傷つけているといえます。


親子なのに、俊平は
響がそんなにあやうい状態だと
知らなかった、見ていなかった。


志帆(響の母)は、ちゃんと
見ていたし知っていました。

普段から響に、
そんなに無理して練習
しなくていい、
と言っていた。


さらに志帆は、
演奏後の響に対して

いい演奏ができたことを
喜ぶとともに


「おいしいもの食べよう!」
と言っていました



絶妙…びっくりびっくりマーク

ほめるでも叱るでも、
良かれと思ってのアドバイスでもない。

とっさにこんなことが言えるって
素晴らしすぎるキラキラ


ドラマのこの場面から
学べることは

 

  • アドバイスが勇気をくじくことがある 
  • 結果よりも過程を重視する 
  • いつも、その子をよく見ていること   

 

↑これ全部、親子関係講座で
出てくる内容でした!



そして、
「おいしいもの食べよう!」だって
勇気づけの言葉になるということ。


勇気づけって
奥深いですキラキラ

 

 

 

 

プロフィール画像

子育て&自己実現アドバイザー
牛島有希子


子育ても 自分の人生も、
キラキラ充実させたいママたちに
育児・育自について発信しています。

 

一男一女の母。猫が好きですニコ
 

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