【アメトーーク「人見知り芸人」から考える】ライフスタイル、自己決定性

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こんにちは、表参道の育児・育自サロンAngelica（アンジェリカ）の牛島有希子です。

先日の「アメトーーク」は人見知り芸人が集合していました。

人見知り芸人といえば、オードリーの若林さんを思い浮かべたのですが、若林さんは今回「人見知り卒業生」として参加。

以前とは違う、新・見知りメンバーでした

意外にも、滝沢カレンさんもこのメンバーに入っています

番組の中で語られる、彼らの人見知りエピソードはどれもすごくて

どうして芸能界というコミュニケーションを要する職業を選んだのか不思議

人見知り卒業生のオードリー若林さんは、

番組でMCをやったりするようにもなり、人見知りが過ぎることが仕事に影響してしまう

と感じたことから、克服を決意したそうです。

これ、Angelicaで行っているELM講座でお伝えする「ライフスタイル」ですね

アドラー心理学でいう「ライフスタイル」は、「性格」と似たような意味で使われます。
その人特有の、思考や行動のパターンのことです。

性格が生まれつきのもので一生変わらないとイメージしがちなのに対し、ライフスタイルは「変えられる」ものです。

ただし、ライフスタイルを変えるには

自分のライフスタイルに気づくこと

変えようと決心すること

が必要。

若林さんは、自分が人見知りだということはわかっていて、そのまま生活してきたわけですが

あるとき

「このままではいけない、仕事に支障がでる、克服しよう」

と決心した。

そして今では、

TV局のエレベーターで顔見知りの人と二人きりになったとき

お天気についての世間話ができるほどになったと喜んでいました

(お天気の世間話をすることは、人見知りの人たちにとって憧れなのだそうです)

毎日ガールズバーに通って、コミュニケーションの訓練をしたそうですよ～

みんなも克服できるってことだよね、という流れになりそうなとき、若林さんが言ったのが

「でも、なおしたいかどうか、ですよね。」

その言葉に対し、今回のメンバーでおそらく一番人見知りが強い、草薙さんは

「僕はこのままでいいですね」と。

…そういうことなんだよなあ～と、とても納得でした。

一般的に

過度な人見知りはよくない、克服するべき

と思われがちですが

人見知りをどうとらえるかは人それぞれ。

本人たちがそれでいいなら、いいんですよね。

実際、番組に出ている彼らは、

過度な人見知りがありながらも、それぞれのやりたいことをちゃんと実現しています。

特に親子関係においては

うちの子は人見知りだから、何とか克服させなくちゃ

と思うママ・パパは少なくないかもしれません

「克服させる」…「○○させる」はコントロールですね。

上下関係の上にいる立場の人が、下にいる立場の人に、強制的に何かをさせようとすること。

アドラー心理学にもとづく親子関係では、コントロールはしません。

親がすることは

人見知りせずにコミュニケーションができると、こんな風にいいことがあるよ

というのを教えてあげる、自らの態度で示してみせる。

知らないのなら教えてあげる、ということです。

そのうえで、選択するのは子どもの自由。

人見知りの態度をとるのか、和気あいあいとしたコミュニケーションをとるのか。

どちらのライフスタイルを選択したとしても、

自分で決心すればいつからでも変えられるのです

若林さんが

「お前らも、人見知りなんて克服しろよ!」ではなく

「なおしたいかどうか、ですよね」と言ったことは、とても印象的でした

自分が人見知りだったからこそ、その立場の人にも十分共感できるのでしょう