こんにちは、表参道の育児・育自サロンAngelica（アンジェリカ）の牛島有希子です。
女優の鈴木砂羽さんが主演と初演出を務める舞台で、出演者の降板トラブルが話題になっています
話の中では「ダメ出し」という言葉が出てきます。
(通し稽古の後のダメ出しの時に叱責、罵倒された、というような話ですよね)
「ダメ出し」とは辞書によると
とあります。
日常的に使われている言葉ですが、もともとは演劇用語なんですね。
たしかに、演劇のように
たくさんの人がひとつの大きな作品を作り上げる中で、ダメ出しという手法に効果はあるのだと思います。
ですが、辞書にある文字通り
「欠点・弱点などを指摘すること」だけになっていたり
あるいはそこに 侮辱・怒り のような負の感情を乗せて相手に伝えていることが多々あるように感じます
ライフハッカー【日本版】に
ダメ出しについての記事があります。
真のダメ出しとは、相手の行動にポジティブな影響を与えることができる、有益な言葉。つまり、相手を成長させる「愛のムチ」でなければならないのです。
ダメ出しは、人間関係や性格の理解、タイミング、環境、口調、言葉、職場の文化などの、たくさんの要素の上に成り立っています。
これらの要素のうち1つでも不安定なものがあると、ポジティブなダメ出しは意味を成しません。
出展 : https://www.lifehacker.jp/2015/06/150604_feedback_striking.html
親が子どもに対して、「成長してもらいたい」という想いからダメ出しをすることは少なからずあるのではと思います。
その時に、これら↑の要素を知っておくのは大切だと思います。
その大原則となるのは、ブログでも何度もお伝えしている
↓ ↓ ↓
親子関係は上下関係ではなく、横の関係だということ、
子どもを尊敬・信頼していること。
ダメ出しをする相手が
自分の支配下にいる誰かではなく
大切な友人だとしたら、どんな言葉で伝えるでしょうか
アドラーは
何も叱ったり罰を与えたり脅したりする必要はありません。
相手に簡単な説明や親しみのある話し合いをするだけで十分です。
信頼関係があれば、相手はそれを受け入れます」
と言っています。
Angelicaで行っているＥＬＭリーダー養成講座では、
受講者が模擬講師をする演習をしたあと
受講者全員から、講師役の人に対して 「ヨイ出し」と「愛あるダメ出し」をしています
「ヨイ出し」とは、文字通り、良い点を述べること。
ヨイ出しされると人は勇気づけられます
もともと良くできている部分が「正の注目」を得ることで、 ますますその頻度や精度をあげることができます
（ＳＭＩＬＥやＥＬＭで学ぶ、「注目」の使い方ですね）
一方、「ダメ出し」で改善点を指摘してもらうことで
自分では気づかなかった弱点がピンポイントでわかり、ステップアップに直結することも事実。
講座の中では
単なるダメ出し（＝勇気くじき）ではなく、「愛あるダメ出し」をお願いしています。
この
「ヨイ出し」 & 「愛あるダメ出し」 のステップは、「ＥＬＭリーダー養成講座」の受講者が口をそろえて
「とてもよかった
」と評価してくださっています。
子どもに対して、夫婦の間で、または職場で部下に対して…
「ダメ出し」が必要になる場面があるかもしれません。
その時にはぜひ
↓ ↓ ↓
対等な関係性 尊敬・信頼 ヨイ出しと、愛あるダメ出し
これらのキーワードを思い出してもらいたいと思います
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