今日は、七夕ですね。今年は、珍しく太平洋側で天の川が見えそうです。4月から6月にかけて撮影した富士山と天の川の写真でもupします。

 

最初は、4月にupした本栖湖。風が強かったですが、花粉や黄砂が飛び交う4月にしては、素晴らしく澄んだ空でした。

 

 

次は、5月に撮影した河口湖と夜景の名所で撮影した天の川と富士山。撮影した時の気温はマイナス2度。風も強めで、めちゃめちゃ寒かったです。

 

最後は、6月に富士山の裾野で撮影した天の川と富士山。富士山は結構近いのですが、超広角レンズで小さい姿に💦 6月なので残雪が結構小さくなっています。ここも富士山と星の写真を撮りに来ている人が多く、やや右下の赤い光は望遠鏡の赤道儀の光です。

 

今日は、星の写真撮影には行きませんが、近くで天の川を見に行こうと思いますウインク

 

 

先週、70年に一度、太陽に接近するポンス・ブルックス彗星(12P)を見に行ってきました。高速を走らせて、富士山麓の本栖湖の近くの展望台に到着。ポンス・ブルックス彗星(12P)の見頃は、4月中旬までで、時刻は夕方の西北西の低空に7時半~8時頃。北風が吹きつける中、慌てて望遠鏡を組み立て。何とか間に合い、撮影。

 

135mmで撮影した、ポンス・ブルックス彗星(中央)。線状の光跡は、飛行機と人工衛星です。夕方の時刻は人工衛星が写りこみやすいのですが、7秒の露出でこんなに写るとは驚きあせる

 

 

750mmで撮影したポンス・ブルックス彗星。車の中と外の気温差が激しく、30分の外気順応では足りず、ピントの山がはっきりしないボケボケの状態あせる

 

彗星はあっという間に沈んでしまい、河口湖の方で食事の後、本栖湖と天の川の撮影をすることに。。。

 

 

本栖湖に移動してまずはタイムラプス撮影。最後のコマがこの写真。去年とあまり変わらない写真ですが。。。 今年の方が雨上がりで、気温が低く風が強い分、空の透明度が高くて、彗星観測の時にレンズが外気になじんでいたのかピントのズレもなくシャープ。ただし、湖面は波が立って、逆さ富士の影が映っていません。

 

寒かったけど、素晴らしい夜でしたウインク

 

 

静岡県の西村さんが発見した新しい彗星、西村彗星。肉眼で見ることが可能な明るさとなる期間が一週間程と短く、見える位置も明け方の低空で条件が悪く、なかなか行けず。。。おまけに観測条件の良い8日、9日は台風で大雨の予報。。。ほとんど諦めていました。

 

台風明けの10日の明け方が最後のチャンスと言われていて、観測場所を見晴らしの良い峠の山道と決め、ダメ元で出発。途中、すごい霧で運転が怖いくらい。何度も「帰ろうか」と思いながら、観測場所に到着。慌てて望遠鏡を組み立てていると、透明度の高い素晴らしい空に変化。

 

明け方の4時10分頃、彗星が見える高度は、わずかに3.5度くらい。普通の明け方の空だと、写らなくてもおかしく無い高度。練習のつもりで望遠鏡を向けてシャッターを切ったら、あっさり撮影出来て、ビックリ。慌てて望遠鏡の向きを調整して、撮影したのが下の一枚。

 

 

 

使用望遠鏡:焦点距離530mm、口径106mm

カメラ:EOS 6D、感度ISO3200、露出10秒

 

双眼鏡で姿を確認しながら、ひたすら連写。わずか10分程度で、あっという間の出来事。なんとか晴れて良かったですウインク