弟のお嫁さんのお父様が亡くなられたので
母をお通夜とご葬儀に参列させました。
義理妹のお父様は90歳を過ぎても
現役のバイオリンの先生をされていたので
お通夜とご葬儀では
生徒さんや卒業生の方の献奏がありました。
私も母も初めての経験でした。
母はことのほかビックリしたようです。
母は覚えていないのだけれど
(私は覚えています)
相手の方は母にご挨拶の声をかけてくださり
母はオドオドしてしまったようです。
母にしてみれば人生86年目にして
初体験がてんこ盛り状態の二日間。
帰宅後、激しくトンチンカンになりました。
やっぱりなぁ…ではありますが。
そんなときに、助けになるのが
親業の『 能動的な聞き方 』です。
そんな話初めて聞いたわ。
そんなこと聞いてない。
知らなかった。
すべては既成事実で
それを説明すると
母は防衛的な言葉を返してきました。
弟の結婚すら無くしてしまう
暴挙の果てには
おめでたいことが待っているのに
脚が痛くて困ったもんだ…。
だーかーらー。
弟は5年も前に結婚してんのにー。
亡くなった父の世話を一生懸命してくれた
義理妹。
そのこともすっかり忘れてしまっている母。
義理妹に申し訳なさでいっぱいですが
今の私に出来ることは
こんがらがっている母の頭のなかに
寄り添って気持ちをくんでいくこと…。
看護ふれあい学基礎講座介護編では
介護の場面によくある事例や
ご自身の身近な体験をもとに
講座が進んでいきます。
いざというときに役に立つ介護編です。