こんにちは。

発売されると知って

すぐに購入してから

ずっと観れていなかった

ゴッドファーザー 最終章

マイケル・コルレオーネの最期を

ようやく観ることができました



アカデミー賞の歴史の中でも唯一

1作目2作目共に

作品賞を受賞した、

ゴッドファーザーシリーズの

完結編にあたるPARTⅢ。

初めてPARTⅢを観た時は

シェイクスピアの悲劇を

観ているようで感動したのですが、

それからしばらくしてから観た

1作目2作目が、

ビデオで観た作品とは全然違うくらいに

圧倒的に叙情的で美しく、

その感動の大きさから

次第に

PARTⅢへの想いも薄れていた中での

再編集版。

基本的な物語の流れは

変わっていないのですが、

シリーズ完結編の色合いが濃かった

上映版より

シンプルに物語がわかりやすくなった

印象を受けました。

キャスティングの都合からか

メアリーの存在が深掘りできずに

作品全体の質を下げてしまった感は

変えようがなかったようですが、

自分自身が歳を重ねたからか、

人生の贖罪というテーマや

最愛の娘の死が

上映時より重い…

ネットでは

編集により

解釈が大きく改編された

エンディングの評判が芳しくないですが、

個人的には

編集版のもっともよいところだと

思っています。

マイケルは

残された人生で、

たった一人で

自分のせいで死んでいった娘を想い、

苦しみから解放されることはない。

あまりにも悲しく辛く、

とても抱えられない事実。

死より残酷な、

新たな結末。

しばらくあのエンディングが

頭から離れそうにありません