こんばんは。

今年のおせち作りも

昨晩終わり、

昨日は実家へ、

今日はゆ○ちゃんの家へ

無事おせちを届けて

ようやく元旦らしい時間を

過ごしています。

日本酒を少しずついただきながら、

茶香炉を炊いて

ソファに腰掛け、

玉置さんと徳永さんのコンサートを

交互に聴いて、

寒くなってきたら

お風呂でくつろいで。

贅沢で

時間に追われないひととき。

ここで

今回のおせち作りを、

自分自身のためにも

その軌跡を記しておきたいと思います。

果てしなく長い文面から、

自分自身

長い長い道のりだったなあ、

と記していて

しみじみ感じました


12月28日土曜日:

早朝から

まずはおせちの食材集め。

せんどば

角上魚類

ダイエー

と回って

一度昼前に自宅に帰宅





まずはだしの準備





黒豆と数の子も下準備して



はまぐりは

低温50℃で20分砂抜き



茶碗蒸しに使う白子は、

臭みを消すために

柚子を合わせて


ここまで下処理してから

また買い物第二弾に出発。

その前に…



今年最後のお参り。
最初は難病の弟の健康と、
病気がちの
ゆ○ちゃんの体調不良の回復を願って
でしたが、
今は
自分の気持ちを整理するため

人への願いを伝えるため

そして感謝の気持ちを忘れないための

時間として、

欠かせないものとなりました。

ここに通うのは

植物人間だった弟が

奇跡的に回復した結果がある

神社なので

願掛けの意味もあるのですが、

こうして

休まず

一年間お参りを重ねられたことが

素直に嬉しく

晴れ晴れした気持ちになりました



お参りしてからは

千葉ニュータウンに移動して、

買い物の前にお昼ごはん。

前々から気になっていた

高橋食堂に足を運びました



大衆食堂って

壁にたくさん貼られている

メニューを選ぶのが悩ましい反面、

それがすごく嬉しい。

迷った挙げ句

豚生姜焼き定食を選択。

普通に美味しいが幸せ。

美味しくいただきました。

どうもごちそうさまでした


余談ですが

この食堂のトイレ、

トイレに行くための扉を開けると

隣の旅館に繋がっているという

面白い構造。

同じご家族で経営してるんでしょうね。

旅館、

ちょっと泊まってみたくなりました。

泊まったら

夜朝は

高橋食堂に

そのまま移動して食べるのかな。

すごく気になるのは僕だけ?

食堂でごはん食べる時に

宿泊の件

聞いてみよう。

泊まっても

車で行けるような近所なんですけどね(笑)


食事の後の買い物は、

ジョイフル本田

ヤオコー

カスミ

と回って

長い買い物終了。

家に着いたのは19時前でした。

どこも混んでるから、

移動と買い物に

時間がかかってしまいました



帰ってからは、

余りもので

ささっと鍋で晩ごはん



早速大豆を水につけて



ローストビーフと



ロースハムの下準備をして

28日は終了。

ほとんど

買い物で終わった一日でした


12月29日日曜日:

いよいよ

2025年のおせち作りのスタート



掃除をして

気持ちを整理して、

まずは朝ごはん



今年も玉置さんの

Chocolate cosmosから曲はスタート



おせち作りのために購入した

獺祭をいただいて




12時から作業開始。
だし作りから。

時間をかけて

よいだしが取れました



車海老の下処理をして



記念すべき

最初に作った1品目は 

えびしんじょう。

冷蔵庫にある

鮮度が落ちると困るものや、

作業が大変なものから

やろうという意図で進めました



早くもお昼ごはん。

クリスマスに作った

ローストチキンを入れて

お蕎麦にしました。

この時期は

仕事柄

メーカーさんから

お蕎麦をいただいたり

得意先のお蕎麦を

買わないといけないので、

年末は

お蕎麦の消化に

全力を尽くしてます(笑)



2品目はごぼうのたたき。

調理自体は

簡単ですが、

なんとなく自分の中で

面倒くさいメニューなんです



3品目は車海老の旨煮。

今年は

伊勢海老も車海老も

去年の倍の価格でびっくり!

やらないという選択も考えましたが、

やはり外せないメニューなので

泣く泣く倍の価格で購入


この間に

数の子の皮むきと塩漬けの処理。

毎年やっても、

やりたくない面倒くさい下処理です



4品目は

これもすごく手間のかかる

いくらの醤油漬け。

筋子から卵を取り、

それを綺麗にするのが

とにかく面倒くさくて、

なおかつ

ぬるま湯に

脂が手にまとわりついて

気持ち悪い。

やりたくないけど

やらないわけにはいかないので、

今年はさっさと作りました



夜もお蕎麦。

目玉焼きをのせた

まかないメニューですが、

これがすごく美味しかった。

またお蕎麦がある時に

作ろうと思います




5品目は
ローストビーフ。
低温調理器が
御臨終してからは、
手動で
常に温度見ながら
作っています。
高い肉でしたが、
そのかわりよい形で
作ることができました


6品目は
ぶりの照り焼き。
今年は買う部位も
美味しい部分を選んで、
よい形での火入れができました


7品目は鴨ロースト。
マグレカナールは臭みもなく
美味しいので、
マグレカナールを買って調理しました。
鴨が好きな弟のために、
実家にはたくさん鴨メニューを
詰めておきました


8品目は
蛸のトマト煮込みアフォガード。
完成した時に
赤色が欲しいのもあって
メニュー復活しました。
このメニューを初めて作った時は、
今は星へ旅立たれた
リストランテ マッサの
神戸シェフへのオマージュとして
作りました。
神戸さん、
マッサが今も続いていて、
心優しい吉田シェフが
後を継がれていることを
きっと空から喜ばれていると思います


9品目は
昆布巻。
これも毎年面倒くさいな、
と思うので、
無理やり
気持ちを前に向けて作りました。
ただ今年は
従来みたいに
作るのが
もう疲れたから止めようかな、
と一度も思うことなく
やりきれたので、
精神的にもぶれないように
なってきているのかもしれません


10品目は
干し柿のチーズ巻。
今年はクリームチーズに
ドライオレンジも合わせてみました

おせち作り初日は
目標通り10品完成


12月30日月曜日:

30日は

会社出勤の最終日。

定時で帰りたいと思いつつ、

またもや上司の豹変や

予期せぬ仕事を頼まれて

帰りがやや遅くなりました



自宅に戻ってから、

市販のかき揚げを使って

晩ごはん



晩ごはんをいただきながら、
茶碗蒸しに使う

海鮮だしの下準備



11品目は

数の子の仕上げ



12品目は
黒豆の仕上げ。
おせちで
もっとも面倒で
かつ難しい黒豆や
数の子を作り終えると、
ひと安心


13品目は
フルーツテリーヌ。
保存食が多いおせちは
茶色になりがちなので、
彩り欲しくて入れたメニュー。
綺麗な色合いになりました。
器も100円均一。
100円でも
安く見えないような陶器もあるので、
見せ方や使い方だと思っています

30日は
7品の目標に対して3品。
会社からの帰りが遅かったことが
響きました

12月31日火曜日:

2024年最後の一日は、

起きて

部屋の掃除を軽くして

あらためて気持ちの整理から



朝ごはんは湯豆腐をいただきました



黒豆の出来栄えの分別をしてから、

14品目のロースハム作り。

チャーシューを

作らなくなったかわりに、

こちらが定番メニューになりました



15品目は

松風焼。

最近

フォアグラがまた出回り出したので

フォアグラ入れを復活させたのも束の間、

またフォアグラがなくなるそうで。

もう一般人が手に入れるのは

困難になってしまうのでしょうか…



16品目は伊達巻。

年々作れば作るほどに

上達しています。

今年は今までの中で

一番の出来になりました



ここでまかないごはん。

久しぶりに見かけた

丸武の卵焼きに

かねふくの明太子、

お弁当に作った余りの

ちりめん山椒で

魅惑の丼に。

味噌汁は

おせちの材料の余りで。

見た目より

美味しくいただきました



17品目は

色彩を考えての新メニュー、

フルーツトマトのファルシ。

トマトをくり抜いたところに

ディル

ドライオレンジ

ドライチェリー

クリームチーズを

生ハムで巻いて詰めました



18品目は

そろそろ大物を片付けないと、

とマカロン。

簡単な作り方で作っていますが、

綺麗に仕上がって

ほっとしました



19品目は

紅白なます。

こちらも

包丁の扱い方が

年々上がってきているので、

納得できる出来に



20品目は

白子の茶碗蒸し。

柚子でマリネして

臭みを消した白子を中に入れ、

上には

だしと蟹であんかけに。

この陶器も100円均一。

よい買い物ができました


31日は
10品の目標に対して7品。
ちょっとペースダウン…


夜は
紅白で玉置さんの登場を見届けながら
年越しそば。
今までだったら、
マスターの
年越しそばを食べていたのに、
それがないことで
寂しい思いになりました。
マスターとは
今は会うことは叶いませんが、
この寂しさも抱えながら
大切に
大切にしていきたいと思います

1月1日水曜日:

2025年の初日。

気持ち新しく

おせち作りの最終日



21品目は

抹茶のブラマンジェ。

思いついたのが

ブラマンジェの上に

抹茶パウダーを加えた

生クリームとヨーグルトのムースに、

苺やあんこをのせる構成。

初めての割には

よい感じで作れました



まかないの朝ごはんは

肉そば。

もう時間がないので

ささっと



22品目は

夜桜羊羹。

こちらも初登場から

好評で

見た目もよいのでレギュラー化。

年々

作り方も向上しています



23品目は菜の花のおひたし。

桜海老が欲しかったのですが、

残念ながら

なくて断熱。

色合いと

春の到来を先取りするメニューを

入れたくて、

最近は

毎年メニューに加えています



24品目は

金柑の甘露煮。

だいぶ前にメニューに

なんとなく加えたことがありましたが、

今回は

しっかり作り方を確認して作りました



ここまできて

時間がかなり押してきていたので、

雑に

ごはんをおにぎりにしていただきました。

こういうのって

作ったものから

気持ちが表れるなあと…



25品目は

大豆の甘煮。

このメニューは

豆類が大好きな

ゆ○ちゃんのためだけにあるメニュー。

それでも

毎年作り方や出来映えは

よくなってきています



26品目は

栗の手鞠赤飯。

今回

おせちを作るにあたり、

Xで繋がった方のご好意で

遠方から

編笠柚子

干し柿

を提供していただきました。

その方や

生産者のお気持ちに応える意味で

急遽

取り入れたメニューでしたが、

お陰で

新しい内容を加えることができました。

お気持ちが

大変嬉しく、

感謝しております。

本当にありがとうございました



27品目は栗きんとん。

去年から

さらに進化させるために、

茹でたさつまいもを濾す作業を

加えましたが、

これが本当に大変で

できればやりたくない(笑)。

ただ

このやり方に変えた時に

ゆ○ちゃんから

栗きんとんが

前より美味しくなった、

と言われたので

今更クオリティを下げるわけにもいかず、

今年もやりきりました



28品目は筑前煮。

これ、

本当は

揚げたごぼうを加えるのですが、

あれ、

ごぼうがない!

いや

買ったはず、

とよくよく記憶を辿っていったら、

ごぼうのたたきで

全部使ってしまったという…

時々

こんなことをやってしまいます



29品目は

田作り。

ここでまさかの失敗。

安全圏の田作りで調理失敗、

年末からの忙しさで

疲労MAXの中での調理だからか、

最後に近くなったから

油断したのか。

時間も少なくなってきたし

29品で着地しようか

悩みましたが、

やはり悔いを残したまま

おせちや

2024年の料理を

終えたくなかったので、

スーパー巡って

見つけたもので

再度作り直し、

出来や

自分自身の気持ちに

納得できました



30品目、

最後のメニューは

伊勢海老のマヨネーズ添え。

とうとう

ここまで辿り着くことができました。

気持ちを

あらためて整理して…



無事に作り終えました。

29日12時からスタートした

おせち作り、

1日18時30分に

調理終了。

それからは仕上げと詰める作業



21時40分に

詰める作業と仕上げ完了。

詰め方や色彩などは、

毎年

百貨店のおせちカタログで

いろんな料理人の方々の詰め方を

見ながら研究していますが、

それでも詰め方に悩みますし

時間がかかります


本当に

長い長い

おせち作りでした。

今こうして思い返しても、

長い過程でした


明日は

作り終えた

2025年のおせちの総括です



玉置さんと徳永さんの

コンサートが良すぎて

エンドレスです



よい夜を

お過ごしくださいね