おはようございます。

別の媒体に記録していた

過去の時間を

想い出に閉じ込める想い出箱、

2016年は

たくさんのお店に

足を運んでいたので

抜粋しましたが、

それでもたくさんありました


今回は

六本木にある、

ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション

での食事の記録



2016年6月24日。

2年ぶりに来ました。

しばらく行ってなかったので.

急に行きたくなりました。

幸い予約も取れたので、

開店と同時に中へ



ロブション氏が

日本来日時に

足を運んだ寿司屋を

イメージして作られたという

オープンキッチンは、

見ているだけでも飽きません。

いつもの透明ケースは

夏らしく

貝殻が飾られていました



今回はメニューBをチョイス。

アミューズをいただきながら、

一人平日のランチを楽しみました。

スーツ姿で

メニューも持って帰りたいと行ったら、

覆面調査と勘違いされました(笑)



毎回パンは
種類の違うパンが出て来て、
かつ
おかわりもできます。
せっかくのパンなのに、
この日は朝
カレーメーカーの試食会で、
朝から
カレーや豚丼を食べてしまいました。
全部食べ切れず
悲しい…



前菜は豚のプレッセ。
パンと一緒にいただきます。
濃厚な豚の旨味を、
マスタードや
グリビッシュソースでいただきます


スープは玉葱のフランに
サラダ菜のスープを注いだもの。
ロブションの
シンプルで洗練された器を見るのも、
楽しみのひとつ。
玉葱のフランが甘味があり、
野菜のスープとの組み合わせが素晴らしい


メインは
シャロン鴨のロティーを選びました。
ロブションで
鴨をどう提供されるのかに
興味がありましたが、
シンプルに
鴨そのものを味わう構成で、
ハーブと
苦味のある野菜との組合わせは
勉強になりました


デザートは
食べたいままに
マンゴーのムースを。
下にはロゼシャンパンと
クランベリーのジュレがあり、
ソルベと一緒にいただきます。
濃厚なマンゴーに
上品なジュレ、
冷たいソルベに満足


最後はコーヒーを。
鴨の料理で
見事な火加減だったので、
どう焼いてるかを
まじまじいろんな側面から眺めてたら、
お気に召しませんでしたか?
と声をかけられてしまいました(苦笑)。
一人ご飯、
ゆっくり堪能しました


続いては
2016年11月2日の記録





ロブションは
その世界観や店内が洗練されていて、
行くだけで
楽しみな気持ちが湧いてきます。
ハロウィン仕様のこの日は、
当然ながら店内もハロウィン。
マネージャーのネクタイまで
ハロウィン仕様で、
徹底されてました。
毎回
季節で演出や装飾が変わるのも楽しい




ハロウィンということで、
シャンパンもハロウィン色。
この日は
かなりサービスしてくれました。
ハロウィンだったからかな?
アミューズは、
とろけるキノアのフリット 
スパイシーなソースで。
食事の前に
食欲を引き出させるような味わい



前菜は、
ズワイガニを
ユリ根のエスプーマで覆って
スペイン産オリーブオイルと共に。
中をスプーンですくうと、
ズワイガニの身の下に
甲殻類でダシを取ったジュレがあり、
非常に濃厚な味わい。
優しい味から
ズワイガニがきて、
濃厚な味がやってくる
完成された一皿


スープは、
バターナッツカボチャのヴルーテ 
コンテチーズのエスプーマを浮かべて。
柔らかくコクのある
温かいカボチャのスープ、
口に入れると味が広がり、
さらに喉元に何かが残る。
聞いてみると、
カレースパイスを入れてるとのこと。
この絶妙さがとにかくすごい


メインは、
しっとりと白ワインでブレゼした
米沢豚
芽キャベツのフリットを添えて。
意外というか、
豚は表面、
それも薄く焼き目をつけ、
中はふんわりと柔らかい。
スパイシーなじゃがいも、
カリッと香ばしい芽キャベツが、
豚肉の旨味を引き立てます



今回は選択肢がないからこそ、
コースの意図や
料理の思惑を感られるのではないかと、
あえて限定の
選択肢なしのコースを選びましたが、
ひとつひとつが洗練されていて、
毎回感じるのですが、
完成された世界観を
体験しているように感じます


デザートは、
ローズの香りをまとった
フロマージュブランのムース 
赤い果実のクーリとソルベと共に。
夏の終わりと秋を感じさせる、
柔らかく
温かなメニューの終わりは、
強くローズが主張する、
意外な味わいでした。
口の中で咲き誇る、
と言った感じ

ロブションの料理、
またしても刺激のある、
料理意欲を掻き立てるメニューでした。
複雑に
様々な味が舌の中で広がるのですが、
それがバラバラになったり
一部が強く主張するのではなく、
絶妙なバランスで味が成り立っていて、
この絶妙なバランスに
ただただ感心してしまいました


この頃は
このレストランに
何度も足を運びましたが、
毎回新しい発見や
完成された世界観や料理に
圧倒されました。
今読んでも
よい体験でした。
あの頃から時は過ぎ、
まだまだ作れない料理や
至らない調理技術などありますが、
あらためて
食べに行って学ぶことも、
しっかりできればと思います


今日はコース料理の準備。

朝から仕込みと買い物に行って、

埼玉からやってくる

埼玉の暴れん坊を拾って、

夜はリクエストの

麻婆豆腐を作る予定。

しっかり準備して、

明日は喜んでもらえて

自分自身も納得のいくものを

作りたいと思います



一週間、
お疲れ様でした。
よい週末に
なりますように