おはようございます。

ゆ○ちゃんが

「火の鳥、映画でやるみたいだから観たい」

と前から言っていて、

やるなら僕も観たいと思っていたら…



いつの間にか
3日から始まってたので、
日曜日に慌てて観に行きました。
最近の映画って、
早いと
2週間くらいで終わっちゃうじゃないですか。
しかもゆ○ちゃんや僕が観たい映画は
大抵一般受けしない作品が多いので…

その血を飲むと
不老不死になれるという火の鳥を通して、
生命の誕生
生きることの儚さや人間の業
輪廻転生や宇宙など
壮大なテーマを哲学的に描いた
手塚治虫先生のライフワークが
火の鳥という作品で、
全12編の中から
今回の映画化は望郷編

映画の感想を一言で言うと…

面白い、
という言葉は適切ではないかも
しれませんが、
すごくよかったです。
あまりに物語やテーマが
壮大で哲学的で…
観終わった後、
二人して放心状態(笑)

映画版は、
地球を理由あって脱出した
ロミとジョージが
無人の星に辿り着くところから
始まります。
ロミにはジョージとの間にできた
子供を身籠っていましたが、
その星は人が絶滅した何もない星。
二人のために
星を歩き回り、
ようやく水を掘り当てたジョージでしたが、
その際の発掘の事故で亡くなってしまいます。
星に残されたロミは、
自分が死んだら
星には子供一人になってしまうと
子供を殺そうとも考えましたが、
自らを13年間コールドスリープに入ることで
寿命を伸ばそうとするのですが、
機械の誤操作で1300年も眠ってしまいます。
1300年後にロミが目覚めた時、
そこには…

というのが大まかな冒頭部分。
原作は
手塚先生が何回も描き直したくらいに
複雑かつテーマも重く
絶望的なシーンがたくさんあるとのことで
(まだ望郷編読めてないので)、
それを2時間におさめるため
またどう描くかでかなり時間を割いたとのこと。
映画完成まで7年の歳月をかけた作品は、
絵物語的な
童話のような構成になっていて、
キャラクターに感情移入するというよりは、
物語や出来事を通して
文明の繁栄と滅亡、
生命の儚さを
旅路を通して感じるような、
あえてそういう作りにしたのではないかと
感じました。
そして原作とは違うラストは
絶望的でありながらも
どこかに救いを感じるような内容に
なっていました。
劇中、
宇宙や生命の美しさ、
誕生と滅亡に
何度も涙しそうになりました

あまりに壮大すぎて…

原作を読んでからまた観たい

もしこれを読まれて
興味を持たれた方には
ぜひ観てもらいたい作品です

火の鳥、
他の話も映画化してほしいなあ