4/3 O.A.のよ~いドン!オススメ3のコーナーでご紹介した1軒目は、
「パティスリー マ ビッシュ」さん。
今年の2月にJR芦屋駅のすぐ山側にオープンしたばかりのお店です。
オーナーシェフの村田博さんは、神戸の「パティスリーモンプリュ」の
立ち上げから昨年夏までの11年間、林周平シェフの右腕として
活躍されてきたスーパースーシェフとして名高かった方。
オープニングの詳細はこちらへ!
https://ippin.gnavi.co.jp/article-8976/
目指す理想は“匠の技とクラシックが融合したお菓子”
とおっしゃる村田シェフのこの春イチオシの新作が、
今回ご紹介させていただいた「ムラングシャンティ フランボワーズ」です。
師匠のスペシャリテとも言えるメレンゲのお菓子に、
独自のアプローチで挑戦されています。
口溶けよくしっかりと焼きこんだアーモンドのメレンゲに、
カカオ分41%とハイカカオのミルクチョコレートのクリームと
フランボワーズソースでからめたフランボワーズをサンド。
TOPにはフランボワーズのシャンティイが螺旋状に美しく絞られています。
フランボワーズのシャンティイは、色がクッキリと鮮やかな
真紅色であることからも分かるように味が濃厚で、
ピューレを1/2まで煮詰めることで
フランボワーズの酸味がギュッと凝縮されています。
ですので、このクリームだけを食べると
かなりシャープな酸味がキュン♡と広がるのですが、
メレンゲの甘みやチョコレートクリームのミルキーな甘みとベストバランス!
メレンゲのお菓子は甘くて苦手という方にも、
スッと食べていただける酸味度に仕上げられています。
そしてこのお菓子の美味しさの最大のポイントは、
ゆっくりと気泡を抱き込ませることで
キメ細かく仕上げられたメレンゲの口溶けのよさ。
サクッと軽やかな音をたて割れたあとに、
ねちっ、しっとりという食感を経た瞬間、
さらさら~っと溶け消えていきます。
メッシュの粗いヴァレンシア産のアーモンドを使うことで、
余韻に広がるナッティなアーモンド香の存在感も大きく、
フランボワーズの酸味とミルクチョコのややビター感のある
ミルキーな甘みとのバランスも秀逸です。
フランボワーズの酸味がギュッと凝縮した
可愛らしいピンク色のクリームをたっぷりとつけて、
この計算し尽くされた3パーツの風味と食感のマリアージュを、
ぜひご堪能ください!
オープニングの様子はこちらをご覧ください♡