ORIGINE KOBE@甲南大学公開講座 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ




昨日は、ORIGINE KOBEフルメンバーで、甲南大学の公開講座に登壇させていただきました。

募集後あっという間に100名の定員に達したということで、大変嬉しく思っています。


テーマは『7人のパティシエが描く神戸スイーツ』

スイーツに関する研究を進めてらっしゃる、甲南大学経営学部西村順二教授が

司会進行を務めてくださり、7名のシェフの皆さんの

“ORIGINE KOBE”にかける想い、スイーツに対するこだわりをじっくりとうかがうことができ、

とても有意義な内容だったのではないかと思っています。

西村教授の経営学的見地からの『神戸洋菓子産業の動態』も、

様々な統計に基づいており、とても勉強になる講演内容でした。






今回は私も広報という立場で壇上にいたので、写真が全く撮れなかったのですが…

会場は、甲南大学内にあるカフェパンセ。

大きな窓に囲まれたとてもオシャレな空間に、シェフの皆さんもウキウキ?!

まずお客様に、7種類のエサンスの中からお好きなものを一つお選びいただき、

そちらを食べながら、講演を聞いていただくというアットホームなスタイルでした。

そして最後には、各店からのお土産も。


西村教授からは3つの質問が投げかけられたのですが、

冗談を交えつつ、短めにと言いながらも、真面目にしっかりと丁寧に答えてらして、

つい私もメモメモ(笑)

皆さん話すのは苦手とおっしゃいながらも、要所要所にキュン♡と胸に響く言葉を

散りばめてこられるので、ぐんぐんと話に引き込まれていきます。





①秋冬コレクション「エサンス」のコンセプト

②ORIGINE KOBEに対する想い

③スイーツに対するこだわり


の3つの質問の中で、②のORIGINE KOBEに対する想いの回答には、

仲間に対する想い、神戸に対する想い、お菓子作りに対する想いの

全てが込められていて、とても胸に響きました。

全てを書くともの凄いボリュームになってしまいますので(笑)

各シェフの特に心に響いたWORDをご紹介させていただきますね。


田中シェフ:オリジンコウベは、自然に集まって自然にできた、自然体でいられる場所。

       神戸で仕事をしていることが多かったので神戸には愛着がある。

       手作りにこだわり、ここではあえて普段お店では作らないお菓子を発信していきたい。


奥田シェフ:オリジンコウベは自分にとってチャレンジの場ではあるが居心地がいい。

       お菓子作りに対するこだわりは“想い”

       人に対する、お菓子に対する“想い”が繋がったものとして表現。


上田シェフ:東京で修業をスタートし、フランスへ。神戸での修業経験はないが、

       生まれ育った神戸で、林シェフとの縁を大切にと加入。

       修業時代に学んだ仏菓子の味を分かりやすく、驚きをプラスして伝えていきたい。


大西シェフ:神戸はお菓子の人口に対する消費量、地元消費量日本一という統計があり、

       ポテンシャルがあるので、食いあうのではなく楽しみながら、

       協力してお菓子の街神戸をアピールすることで、お店も職人も増やしたい。

       将来的には『神戸といえば、このお菓子』という銘菓を作りたい!

       こだわりは食べてほっとする味。ケーキは「心のエサンス」


平井シェフ:神戸生まれ、仕事を始めたのも神戸、なので自分が根差せる場所として

       神戸を選んだ。作り手なので発信するのは苦手ではあるが、

       オリジンコウベのメンバーとして発信していくことも大切だと感じる。

       こだわりはないが、自分が作ったものを食べて、お客様に幸せを感じてもらいたい。


多田シェフ:オリジンコウベに対しては、‘勉強させてもらいたい’という想いがあり、   

       みんなが作るケーキや話していることをどうやってパクろうかと考えている(笑)

       仲間ではあるが、実はお互い闘志も燃やしていて、相乗効果で底上げになればいい。

       その時のインスピレーションでお菓子を作るので、自分らしいお菓子を作っていきたい。



林シェフ:フランスにもこのような会があり、神戸でも作りたいと相談された。

      神戸はスイーツの街と言われるが明確に『神戸スイーツ』といえるものがない。

      神戸の人は、行くケーキ屋さん、おもたせに使う商品が決まっているので、

      なかなか新規開拓が進まず、裾野が広がっていかない。

      海外では、神戸の場所すら正確に理解されていない。

      神戸スイーツを、ひいては神戸の魅力を発信していきたい!

      自分はフランス菓子に重点をおいている。

      師匠であるドゥニさんならこういう味を作るかなと考え、
      ジャン・ミエの味を継承し、創造し、フランス菓子の魅力を伝えていきたい。





御自分では、年功序列で僕が会長をと謙遜しておっしゃいますが・・・
皆さんの発言の中にも、必ず登場した「林シェフ」

やはり林シェフなくしては、ORIGINE KOBEの発足はなかったと思います。

林シェフに声をかけられたら、いかなることも二つ返事でOKする。

この確固たる信頼関係から生まれたORIGINE KOBE。

でも発展させていくには7名全員の力が必要です!


7名で、神戸といえばこのお菓子!と言われるものを作り、

神戸以外でも認知されるよう活動範囲を広げ、

ORIGINE KOBE内でも互いに支援をしたり、対外的な支援活動をしたり、
さらにプロデュース業にも関わっていくかも!?とORIGINE KOBEの

今後の取り組みに関しては無限の可能性があります。


信頼関係の上に成り立ち、切磋琢磨しながら良き融合関係を築き、

7名であることで面白い化学変化を起こしていくORIGINE KOBE。

今後もぜひ、ORIGINE KOBEの活動にご注目ください!


ご参加くださった皆さま、お世話になりました甲南大学の皆さま、

本当にありがとうございました。






大学のキャンパスって初めてだ~と、ちょっぴり学生気分で嬉しそうなシェフの皆さん。

私の大学時代は、キャンパスも紙袋(うちの大学にもあったのかな?!)も

こんなにオシャレでは決してありませんでしたが。。。

今の大学生は、施設も充実し、授業内容もバラエティに富んでいて楽しそうですね!


私も少しORIGINE KOBEに対する想いを語らせていただきましたが・・・
ORIGINE KOBEの一番のファンであることを自負しているので、

広報をさせていただいていることを、本当に幸せに思っています(*´˘`*)♡


そしてイベントを重ねるたびに、またひとつ皆さんの新しい面を発見し、

さらにファンになっていくという、ある意味マニアな私(笑)


私も私にできる精一杯で、さらにORIGINE KOBEの魅力をお伝えしていきたいと思っています!