2日目は、多くの選手が規定課題である「シュー・ア・ラ・クレーム・シャンティ」に
取り掛かっていました。
同じ配合で作っていながら、作業工程からすでにその差は歴然。
生地やクリームの硬さ、・絞りなどにより、ビジュアルも全く異なる仕上がりに。
⑦熊野珠恵 (エコール辻東京 辻製菓技術マネジメントカレッジ)
<Cassis chiboust ma facon>
「伝統菓子をさらに美味しく、自分らしく」を目標に、ベーシックなタルトと
シブースとに地元軽井沢の新鮮なフルーツを豊富に飾り、
可愛らしいお花畑のように仕上げました。
口に含むとフワッと香るカシスのシブーストと滑らかなキャラメルクリームが
ともにゆっくりと溶けゆく様に幸せを感じます。
夏の暑さを忘れるほどのあっさりとしたシブーストです。
パータフォンセに、りんごのキャラメリゼとカシスを敷き詰めアパレイユを流して。
キャラメル風味のクリーム、カシスのシブーストを重ね、カシスのグラサージュで覆い、
カシスのギモーブ、カシス、イチゴ、フランボワース、ブルベーリー、ミントでデコール。
⑧筒井桃子 (大阪調理製菓専門学校)
<Rencontre>
独特の香りをもつカシスを“より爽やかで食べやすく”頂けるように工夫しました。
桃・レモン・カシス・ココナッツ、様々な食材を組みあわせていますが、
カシスの風味を消すことなく鼻からスッと抜ける香りに、
それぞれの食材が繋がることを意識して作りました。
飾りのあめで見た目にも涼しげさを感じられるようにしています。
パータ・シュクレにクレームダマンドを流し、カシスを散らし、
桃のクーリー、クレーム・シトロン、クラックラン・ココを重ね、
カシスのムース、カシスのグラサージュで覆って。
さくらんぼで高さをとり、その上に飴をのせ、フルーツでデコール。
今年もまた、ドラマ以上にドラマティックな展開でした。
初日にオーバータイムをすると、やはり取り戻すのはなかなか大変なようですね。
今年も全種類の規定&自由課題を試食をさせていただいて、
自分なりに予想をたてましたが、ワークショップでの審査員の方々コメントを
うかがっていると、審査結果が全く分からなくなってきました。
審査時間もかなりオーバーしていたので、今年も接戦だったことが予想されます。
毎年取材を続けていて、レベルが格段に上がってきているのを実感しています。
見た目の完成度だけではなく、味覚的なレベルも向上。
作業の手際よさも、実践的な練習を重ねていることがうかがえます。
そして逆に、実際にお店で販売されている商品のトータルバランスの
素晴らしさをあらためて痛感させられています。
もちろん私はまだ結果を知らないので、選手の皆さん同様、
結果発表までドキドキな日々が続きます…。
軽井沢スイーツ博2015@ホテル ブレストンコートは、8/4~7まで開催され
様々なブースが設けられます。
こちらのコンクールの表彰式は、8月7日 13時~の
「スイーツの新しさと発見にあふれる旅」内にて行われます。
こちらはチケット制で既にエントリーは終了していますが、
他にも、チケット不要のブースがございますので、ぜひ足をお運びくださいね。
今年は決勝進出者8名のアントルメを会場内特別ブースにて来場者に紹介、
そして販売という初の試みもあります!
詳細はこちらへ
選手の皆さま、引率の学校関係の皆さま、審査員の皆さま、そして運営に関わられた
ホテルブレストンコートと長野調理製菓専門学校の皆さま、本当にお疲れ様でした。
8月7日までドキドキな日々が続きますが、コンクール&イベントの成功を
心よりお祈りしています。









