第8回軽井沢スイーツ博コンクール2015 -① | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ






去る7月25、26日の2日間、第8回軽井沢スイーツ博コンクール2015が開催されました。

こちらはホテルブレストンコートが製菓学校生を対象に、
若い才能の発掘、育成を目的とした洋菓子技術コンクールです。

このコンクールを通じ、パティシエを志す若い学生の方々が
情熱を持って挑戦する舞台を提供することで、次世代に活躍できる金の卵を発掘し、

日本のスイーツ文化の発展に寄与したいと願いが込められています。






このコンクールの最大の特徴は、「自ら農園で素材を摘み取るところから始める」ということ。
素材の生育環境や成り立ちの理解とパティシエに必要な知識、技術など総合力を競います。

直接生産者とふれあいながら「素材の生育環境や成り立ち」も学べる、

日本有数の農業生産地である、長野ならではのコンクールです


今年の課題食材は2度目となる“カシス”
前回同様、長野県小諸市にある農園「カシスの杜」さんを訪問し、

佐藤さんご夫妻からレクチャーを受けながら収穫をしました。





ただ今年は例年よりも収穫時期が早く、残っているものも

干しぶどうのように干からびてしまっていて…。

品種ごとに酸味や渋み、皮の厚み、大きさが異なるので、

選手の皆さんは自分の作品に適するものを選びながら、暑い中一生懸命に収穫!






審査員の皆さんも味見をして、品種による違いの大きさに驚いてらっしゃいました。
木村シェフは2年分のカシスを食べた感じで、視力が2.5になったかも!?と(笑)


クレームドカシスの原料となるノワール・ド・ブルゴーニュは、すでに実がなくて残念。
でもカシスの他にも、ブルーベリーやフランボワーズ、グロゼイユも少し収穫できました。
ミラベルはなかなか難しく、今年は10個しか実がならなかったそう。
いつの日か、日本でも味わえる日がくるといいですね。


選手の皆さんは、悪戦苦闘の末、自分の作品に必要なカシスの収穫を終え・・・
いよいよ決勝実技審査会場へ向かいます!

Part2につづきます・・・