第7回「貝印スイーツ甲子園」決勝大会 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ




去る9月14日、アキバ・スクエアにて第7回 「貝印スイーツ甲子園」の決勝大会が開催されました。

一次書類選考、全国8ブロックに分かれての地区予選大会を経て、
556チームの中から勝ち抜いてきた8チームが対戦!
各チームの応援シェフや応援団が見守る緊迫の雰囲気の中、決勝大会がスタートしました。










決勝大会の審査員を務められた3名のパティシエの皆さん。

西原 金蔵シェフ / PATISSERIE AU GRENIER D’OR
柳 正司シェフ / Patisserie Tadashi YANAGI
土屋 公二シェフ / THEOBROMA

解説には、フランス菓子研究家の大森由紀子さん。










地区予選大会の審査員かつ、決勝大会 各チーム応援シェフの皆さん。









笑顔あり・・・そして涙あり。

2時間半に渡る決勝実技審査が終了しました。









実技審査が終了すると、ほっとする間もなくアピールタイムへと移ります。

テーマは「私たちのおもてなし」

作品の構成や味、食感などとともに、
テーマに沿って、誰のために、どんな気持ちをこめて作ったかという
この作品に込めた「想い」を3人で力を合わせてアピールしていきます。

高校生らしいユーモアあふれるアピールもあれば、
緊張しながらも一生懸命想いを語るチームも。
まさに甲子園!
556チームを勝ち抜いた、頂点の8チームの堂々たる姿がそこにありました。
結果はもちろん大切ですが、ここに至るまでの懸命な努力の道のりが、
彼、彼女たちを、ひと回りもふた回りも大きく成長させたことは間違いありません。

さて、いよいよ運命の結果発表です!










第3位は・・・

近畿北陸Aブロック代表 奈良女子高等学校
チーム「adelanto☆(アデラント)」
作品名:「雅~一瞬の出会い~」

酒粕で思いやりを表現した意外性のある作品。










準優勝は・・・

関東Bブロック代表 専門学校野田鎌田学園
チーム「あかみ」
作品名:「先生へ感謝を込めて」

学校でお世話になっている先生への感謝の気持ちを表現。
地元食材であるもろみを使ったサブレがアクセントに。









さて、優勝に輝いたのは・・・

関東Aブロック代表 レコールバンタン高等部
チーム「すまいる」
作品名:「Monde du reve(モンドデュレーヴ)」

ほうじ茶のムースの中に、フランボワーズのジュレ、ほうじ茶のジョコンド、
フランボワーズのガナッシュ、ロイヤルティーヌ。

彼女たちが考えたおもてなしは「癒しとくつろぎ」
お花が癒しを、女の子がくつろぎを表現。
作品全体としては夢の世界を表していて、
寝ている女の子には寝癖がついています。
ほうじ茶と酸味のきいたフランボワーズを使い大人の雰囲気をだし、
食べる人の想像を超えるような味を表現。
繊細でやさしい味にまとめあげられていました。











初出場にして、初優勝を収めたレコールバンタンチーム。
応援審査員のラ・ヴィ・ドゥース 堀江新シェフもほっとした嬉しそうな表情に。
選手の皆さんもやっと緊張がとけ、高校生らしい笑顔に戻っていました。

GW前から何度も試作、練習を重ねてきたそう。
この数か月間で、自分達でもかなり成長したと思います!
と自身の漲る表情で、ハキハキと話してくれました。










審査員の皆さんの総評としては、年々全体的なレベルは上がってきているとのこと。
ただ、デコレーションに対する比重が大きくなってきているのが心配。
やはり最も重要なのは味!
組み合わせも独創的なものがあるが、お菓子としてのモンタージュが
しっかりできているかを考えてほしい。
基本をしっかりと学んで、その時のテーマに基づいた応用をプラスすると、作品が光る。
美味しい、安全、安心を考え、経験値を高めていってほしいとのことでした。

書類審査から考えるとかなりの長期間に渡る戦い。
3名の決勝審査員の皆さま、解説の大森由紀子先生、
各地方ブロック8名の応援審査員の皆さま、
そして貝印様をはじめ関係者各位様、本当にお疲れ様でした。

また来年、さらにレベルUPした熱き戦いを楽しみにしています!