ラトリエ ドゥ マッサ Open -2 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
ラトリエ ドゥ マッサ Open -1

 
 

  

 
ルコントさん時代のお菓子をいただきたくて・・・
スーリー。ねずみの形をしたシュークリームです。

真っ白のフォンダンがかけられた、キュートな表情のねずみちゃん。
お耳はスライスアーモンドで。

断面を撮るつもりがなかったので、手で何気なく割ってみると・・・
ぽってりとした卵色のクレーム・パティシエールが、
こんなにもたっぷりと顔をのぞかせたので、思わずパチリ♪
クレームはパティシエールのみなので、卵風味が濃厚な
素朴でまろやかなテイスト。
生地には塩が強めに効かされていて、しっかりと厚めにかけられた
フォンダンの甘みとのバランスもGood!
 
エクレアにしようか悩まれたそうなんですが、見た目もとってもキュートな
スーリー、絶対人気がでると思いますよ。

後々オペラやサンマルクなどのフランス伝統菓子も作りたいとおっしゃっていたので、
ラデュレにもいらしたし、同じシュー生地のルリジューズもお願いします~と言うと、
もちろん作りますよ~との嬉しいお返事♪
フォンダンをかける商品が他にないとお手間だったりするんですが、
こちらはサントノレもフォンダンなので、全然大丈夫なんだそう。
サントノレは季節によって色々作られたいとのことで、
今はピンク色の苺バージョン、サントノーレ フレーズです。

 
 
 


 
オープニング記念にと配られていたお菓子のセット。
とっても贅沢でしょ♪

スティック付のショコラは、80℃ぐらいの牛乳に溶かしていただくと
ショコラショーになるというもの。
自分で濃さを調節できるのが嬉しいですよね。

お店のロゴもお洒落ですよね。
実はこちらは、イギリス在住のデザーナーである
真嗣シェフの従兄弟さんがデザインしてくださったんだそう。
フェやパレットナイフなどの製菓道具とサントノレが描かれています。

 
 
 


 
プティサイズのケーク・デ・シトロン。

実はこちらの焼き菓子をいただきたくて、昨春阪急うめだ店で開催されていた
フランスフェアにお伺いしたのが真嗣シェフとの初めての対面でした。

修業先であるローラン・デュシェーヌ氏のルセットを
日本人シェフとして、初めて再現を許されたというこのケークは、
シェフにとっては焼き菓子のスペシャリテとも言える大切なお菓子。

レモンのコンフィとブリゼ・ヌガー(アーモンド)をたっぷりと混ぜ込み、
余韻にアールグレーの香り広がるケークです。

昨年お話をお伺いした時は、お紅茶などがフランスとは同じ素材が
手に入らないんです・・・とおっしゃってたけど、その後改良されたのかな?
以前よりも生地のねっちり感が軽減されたような気がします。

一見私も大好きなパンデピスの生地感に見えますが、蜂蜜は全く入っていません。
バターではなく油を使われているので、レモンとベルガモットの爽やかな柑橘系の香りと
アーモンドのナッティな香りが一層引き立てられるのかな。
しっとりと重厚な口あたりと力強いテイストながら、香りは織り重なり合いながら
軽やかに広がり、余韻が長く続いていきます。。。
もうひと口、もうひと口とついつい手が伸びてしまう不思議な魅力のある美味しさ。
香りをとても大切にされているフランスらしい焼き菓子です。

冷やすと一層美味しいとのことなので、ただいま冷蔵して美味しさ熟成中です。。。

 
厨房にはシェフと数人のパティシエさん、そしてお手伝いには
お父様とお母様がいらっしゃり、接客はマダムがご担当。
ご家族総出で、真嗣さんをバックアップされているご様子でした。
この日も次々とお客様がいらっしゃって、あまりお話できなかったので、
また次回ゆっくりと・・・ 
近々TVや雑誌でもご紹介させていただく予定なので、
その前にゆっくりとお話をお伺いしに行かなくっちゃ。

 
 
 
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店名:ラトリエ ドゥ マッサ(L'atelier de Massa)
住所:兵庫県神戸市東灘区岡本4-4-7
電話:078-413-5567 
定休日:火曜日
営業時間:10:30~19:30
      (カフェ営業は4月1日より開始 L.O./18:30)
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