再オープン@アシッドラシーヌ | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ







3週間の臨時休業を終え、11月1日から週3日間の縮小営業を
スタートされたアシッドラシーヌさん。

さらに美しさと精度が増した秋色のプティ・ガトーはもちろん、
ショーケースの上を彩る焼きっぱなし菓子、
そしてボンボンショコラやデギゼも復活していました!

これだけのお菓子が勢揃いするとまさに圧巻!
橋本シェフのお菓子はやっぱり素晴らしいなぁ♡
とうっとり見つめてしまって・・・
なかなかオーダーできずにいた私です(笑)










●マカロン シャテーニュ

コーヒーのマカロン生地に、マロンクリームとマロンのババロア、
コーヒーガナッシュをサンド。

今までにはない、とってもキュートなフォルムのマカロン菓子
だったので、やさしいマロンテイストを想像していたら・・・
ビジュアルを裏切る、ガツンと苦みの効いた大人テイスト!







ちょっと気になったので、カパッ♪とあけてみると・・・
こんな風にコーヒーガナッシュと、ビターなキャラメルが!

まったりとやさしい2種類のマロンの甘みの後から
追いかけてくる芳醇なラム酒の香り。
この最高の相性の両者を繋ぐコーヒーガナッシュとキャラメルの
ガツン効かされた苦みがアクセントになっています。

この食感とテイストのコントラストからのマリアージュが、
橋本シェフのお菓子の最大の魅力なんですよね。
絶対にリピートしたい、お気に入りの一品です♡









●オペラ ヴァンルージュ

ボジョレーのガトーとして登場したオペラ。

グリオットチェリーのクリームと、オレンジとアニスで香りづけした
ボジョレーのガナッシュ。
さらにボジョレーのシロップをたっぷりとアンビベして。

ボジョレーは、通常使われる赤ワイン程は深いコクがないので、
逆にチェリーやオレンジの風味と香りを引き立て、
最後をアニス香がキュッと全体を引き締めて。
余韻には赤ワインらしいほのかな苦みが広がります。










●タルト カシス オ テ

パート・シュクレにカシスのソースとクリーム、
紅茶のババロアと生地を重ね、ふわっふわの
紅茶風味のメレンゲを纏わせて。

以前の形から大きくフォルムチェンジ!
タルトというより、メレンゲ菓子のイメージが強くなったかな。

私は橋本シェフのカシスの味の引き出し方が大好きなんですが、
その代表的なお菓子がこちら。
カシスの滋味深い酸味と渋みを、ふわっと鼻腔をくすぐる
紅茶の香りがやさしく包みこんでいきます。

ふわっ、まったり、サクッという食感のコントラストも秀逸!
一見かなりボリューミーに見えますが、カシスと紅茶の
バランスが素晴らしいので、ぺろっと食べられちゃいますよ。









・サバティック

今、ショコラが大好きで仕方がないとおっしゃる橋本シェフ。
油脂分がたまらなく好きなんだそう(笑)

カカオをたっぷりと使用した生地に、カカオを存分に感じ
られるように作ったショコラのムースとガナッシュクリーム。
まさにカカオを堪能し尽くせる一品です。
こういう構成のショコラのガトー。
私もたまらなく大好きなんですよね♡

ショコラはチョコヴィック社のタカラン(カカオ分75%)と
ヴァローナ社のニアンボ(カカオ分68%)を使用。
生地もビスキュイ・オ・ショコラ・サンファリーヌで、
粉や卵が使われていないので、ショコラの風味と香りを
ダイレクトに感じることができます。

ザラツキ感のある生地と、濃厚なガナッシュやムースとの
食感のバランス、口溶けのスピードまで計算し尽くされた
シェフお気に入り、渾身の一品!

まだまだ新作が登場予定とのこと。
3月がオープンだったので、初のクリスマスケーキも楽しみですね♪