スイーツ巡り講座☆イグレック編-1 @ よみうり梅田文化センター | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ




スイーツ巡り講座@よみうり梅田文化センター
第1回目は・・・
イグレックプリュス北野店さんにて開催させていただきました。

すでに4月に、1日講座をモンプリュ さんで開催させていただいていたので、
ちょっぴり気は楽になってたんですが・・・
一応打ち合わせという名目で(笑)開講日の1週間前にお伺いすると・・・
 

多田シェフが、このタルトを手に登場!
写真では大きさが伝わりにくいかもしれませんが・・・12cmサイズです^^;
えっと・・・これ私1人分?! って、一応聞いてみると・・・
どうぞ~(*^^*)♪って、普通に私の前に置かれたんだけど・・・
実はこの直前に、もっちりクレープとプティ・ガトーを食べていた私。
でもほんのり温めてくださっていて、とっても美味しかったので
あっという間に完食しちゃいました(笑)
(まさか一人で食べるなんて^^;・・・って、講座の時に多田シェフが
 生徒さんに暴露してたけど・・・持ってきたのはシェフなのに~)

  
このさくらんぼのタルト“マホガニー”は、現在普通の
プティ・ガトーサイズで販売されています。
しっとりとしたフランジパーヌにダークチェリーがたっぷり。
バターの香り高いサクサクのクランブルがアクセントに♪
トッピングのアメリカンチェリーは、ちゃんと種を抜いてくれてるんですよ。
素直に美味しい~♪と笑顔がこぼれてしまう美味しさです(*^^*)♪

って・・・食べてる場合じゃないんです^^;
ちゃんと講座のメニューの打ち合わせをしなくっちゃ!
で、無事メニューも数分で決まり(早っ!)、あとは当日のお楽しみに・・・

本と・・・この講座を一番楽しみにしているのは、間違いなく私ですよね^^;
でもきっと、私が楽しくないと、皆さんも楽しくないはず!
お店にお伺いする回は、こんな感じで~♪ってお願いすると
シェフの皆さまがパーフェクトに考えてくださるので、本とに心強いです(*^^*)❤



    
  

  
  


 
メニューの構成をひと通り説明してくださった後、多田シェフは盛りつけに。
その間に、シェフの経歴や人となりをお話しようと思ったら・・・
あっ・・・裏話する前に帰ってこられちゃった(笑)

今回は、グラス5種におまけの神戸スフレ付きで♪

  
  
  
  




 
まずは冷たいグラス4種盛のプレートです。

  
  
  


 
●ブランマンジェ
 
ローストアーモンドのブランマンジェとアールグレイのジュレ、
 ビスキュイ ア ラ キュイエール添え

 
ビジュアル的に一番シンプルだったので、
なんとなく味が想像できるかなぁ…と思いながらお口に運ぶと・・・
アーモンドとバニラのインパクトのある香りにビックリ!

普通ブランマンジェには、生のスライスアーモンドを使用されるそうなんですが、
一度ローストしているので、こんなにも芳しい香りが広がるんですね~。
 
バニラも、とても高価なタヒチ産を使用しているうえに、
牛乳にアンフュゼしてから、さらにラップをピッタリと貼り、
香りを閉じ込めているのでと~っても馨しいんです。
エレガントなアールグレイの香りとのマリアージュにうっとり❤
ジュレがあるお陰で、後味がさっぱりといただけました。

グラスを揺らすと、ふるるん♪ と究極のゆるゆる感も素敵~。
シンプルなお菓子でも、素材や製法に少しずつこだわることで
こんなにも奥深い味わいになるんですね・・・
私的には、この日一番サプライズしたグラスでした!

 







 
●メキシック
 
アナナスのジュレ ミントとライムの香り、ムースショコララクテ、
 ビスキュイショコラ、バルーンカップショコラにライムのソース

 
製菓専門誌PCG6月号に掲載されていたこちらのお菓子。
打ち合わせの前に美味しそうですねぇ・・・ってつぶやいてみたんだけど、
作らないよ~って言われてたのに・・・
実はこの講座に出そうと思ってくださってたようで(内緒にされてました^^;)

最下層は、パイナップルをコンポートした時のジュースのジュレに
ミントとライムのゼストを加えられていて、
夏らしいトロピカルテイストが、爽やかなミントとライムでキュッと引き締められています。
 
その上にゼラチンを使用していない、なめらかな口溶けのミルクチョコレートのムース、
ほわっとやわらかなキューブ状のビスキュイショコラを重ねて。
TOPのキュートなフォルムのチョコカップは、風船を使って作られるそう。
中には、ライムの果皮と果汁にレモンライムのオードヴィーを合わせたソースが入っていて、
チョコをパリンと割ると、中からソースが流れ出す仕掛けになっています♪

 
「ぜひ、全層一緒に食べてくださいね!」と多田シェフ。
パリン♪とする前に、チョコカップを外して、グラスの中だけいただくと、
甘くてミルキーなショコラと、フレッシュなフルーツの爽やかなアンサンブル♪
でも、そこにライムのソースが加わると・・・
一気にアダルトなテイストに変身!
フレッシュで爽やかなレモンライムの香りが一気に弾け、
余韻にはやや大人の雰囲気漂うビター感が広がります。

シェフは、好き嫌いが分かれるかも・・・っておっしゃってたけど、
私はライムソースダブルで!ってお願いしたいほどでした❤

   
 
  
  
  

    



●チェリージュビレ


 ムースショコラブランに赤ワインとオレンジ風味の
 アメリカンチェリーのジュビレ

 
元々チェリージュビレとは、さくらんぼをキルシュでフランベし、
煮詰めて仕上げた熱いソースをアイスクリームにかけたお菓子。
この季節、フレンチのデザートメニューにもよく登場しますし、
さくらんぼ好きな私は、家でも作ったことがあるデザートです。

 
この“ジュビレ”とは、50周年記念祭、金婚式といった意味だそう。
ここからおめでたいときに食べるデザートになったようです。
フランスの高名なシェフ エスコフィエが、
英国ヴィクトリア女王の即位50年の祝宴に初めて献上して、
一躍デザートの女王的存在に躍り出たというエピソードも残っているとか。
そう言われると・・・真っ白な冷たいアイスクリームに、
エレガントなキルシュの香りをまとった深紅のチェリーのソース・・・
ビジュアルもテイストも、とっても高貴な雰囲気ですよね☆


そんなチェリージュビレを、多田シェフ流のグラスデザートにアレンジ!
まろやかな甘みのムースショコラブランと、酸味がキュンと効いた
チェリーソースがベストバランス。
シナモンテイストのハート型のクッキーが、アクセントに♪
チェリーとシナモンって相性抜群ですよね。
でも・・・多田シェフがハート❤・・・イメージにないのは私だけ?!

 
長くなっちゃったので(いつものことだけど^^;) つづきます・・・