［パティスリー リョーコ＠高輪台 -2 ］
●テリーヌショコラ
生地もクレームもショコラ尽くしの濃厚なショコラのお菓子。
大阪時代とはちょっぴりリニューアル！？
生地は、粉を使用しないビスキュイ・ショコラ・サンファリーヌ。
カカオの香りを放ちながら、ふわっ、ほろっと心地よく口溶けていきます。
クレームはカカオマス100%。
鮮烈に華開くカカオの香りとビターなコクを感じるクレーム。
でも決してただ苦いというだけではなく、クレームに生地が溶け込むにつれ、
濃厚で芳醇なカカオの香りがふくらみをましていく
雑味を全く感じないピュアな大人テイスト。
鼻腔いっぱいにこの麗しの香りが満ちあふれていきます。。。
シンプル is the Best！
まさにショコラ好きさんが求めていた究極のショコラのお菓子！
そして病みつきになっちゃう美味しさです＾＾；
●ミルフィーユ・ショコラ
ミルフィーユ・ショコラは、大阪時代はたま～にしか登場しなかった一品（笑）
フィユタージュは、バターたっぷり、カカオパウダーたっぷりのリッチな配合。
旨みのある粉の香りから、ビターなショコラの香り、
そしてラストノートはバターの馥郁たる香りへ・・・
それらが絶妙に織リ重なり合いながら鼻腔いっぱいに広がってます。
クレーム・パティシエール・ショコラはまったりとした口あたりながら
ほわっとエアリーな口溶け。
フィユタージュのビターテイストとは対照的に
まろやかでミルキーなショコラテイストに仕上げられています。
余韻に響く塩味が、全体を引き締めるアクセントに。
一見重厚そうに見えますが、風味と食感のコントラストが素晴らしいので
最後まで美味しくいただけちゃいますよ。
●シュークリーム
なんと・・・大阪時代にはなかったシュークリームが登場していました
リョーコさんのクレーム・パティシエール好きとしては
食べてみたいなぁ。。。と思ってたんですよね～♪
作るからには当然普通のシュークリームではないと思ってたけど（笑）
しかも自ら食べみて～♪と言うからには自信作なんだとは思ってたけど（笑）
想像以上の美味しさに愕然。。。
この贅沢さで210円だなんて…リーズナブルすぎます＾＾；
しっかりと焼きこんだシュー生地にクロッカンをのせて、
カリッ♪ サクッ♪としっかりと歯応えがありながらも軽やかな食感に♪
中にはこ～んなにた～っぷりと（100g位あるかな？！）
まったり、ぽってりと卵風味が濃厚でバニラの香り高い
クレーム・パティシエールが詰め込まれています。
オーダーが入ってからクレームを詰め込むので、
生地のサクッと感がキープされていて、食感のコントラストがGood！
まさに贅の極みを尽くしたシュークリーム。
これは・・・内緒にしちゃいたいほど美味しい逸品でした（笑）
大阪から東京に移転してもうすぐ3ヶ月。
マイナーチェンジはあるにせよ、基本的にお菓子の本質は変わっていないんですが、
リョーコさんの心のあり様が、大阪時代とは随分変わっている気がしました。
ひとことで言うと・・・いい意味ですごく余裕ができた感じかな（笑）
大阪時代はあまりに人気店過ぎて、日々追われている感じで・・・
作っても作っても、焼き菓子などは完売が続いていましたものね。。。
でも今は厨房のスタッフさんも充実しているようで、リョーコさん自身が
心に余裕を持ちながら、楽しくお菓子作りに取り組めているように感じられました。
リョーコさんのお菓子って…結局はRyoco菓子なんですよね。
技術うんぬんの問題ではなく、他の人には決して真似できない
リョーコさん独自の感覚による部分が大きい気がします。
ムースを合わせる按配とか、最後の仕上げとか・・・
全てのお菓子に通じることは、食感、風味のコントラストがしっかりと
ありながらも、最後には見事なまでの一体感が感じられること。
そして、仕上がりの表情が‘Ryoco’さんのお菓子であること。
元々仕事だけで繋がっている二人ではなかったけど（笑）
遠く離れて、今まで以上に仕事 ＜ 友達関係になってしまったようで・・・
久々の再会に、5時間もお食事をしながらガールズトークをしてました。
とはいえ、やっぱり半分はお菓子の話だったかな＾＾；
東京に移転しちゃって淋しくないと言えば嘘になるけど・・・
これから後に続く女性パティシエールさんのためにも、
頑張ってほしいなぁ。。。と心から応援しています！
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店名：パティスリー・リョーコ
住所：東京都港区高輪3-2-8
電話：03-5422-6942
定休日 水曜・木曜日
営業時間 10:30～19:00（なくなり次第閉店）