[アトリエ デュ パティシエ ☆ パティスリー カナエ ]
[アトリエ デュ パティシエ ☆ ナオミ ミズノ×洋菓子 マウンテン ]
[サロン・デュ・ショコラオフィシャル・ムック ]
[リシェ×フランク・ケストナー氏@ジェイアール京都伊勢丹 ]

サロン・デュ・ショコラ@ジェイアール京都伊勢丹。
アトリエ デュ パティシエ5日目は、ケ・モンテベロの橋本太シェフです。
整理券の列に並んでいる間に、あちらこちらから
かっこいい~❤という声が聞こえていましたよ。
さらにいくつぐらいかな~? 20代後半じゃない?という声も・・・
えっと・・・残念ながら・・・しっかり30代後半です。。。

今週このキッチンを使われるパティシエさん達に、ユキちゃんの記事見てたら
キッチンの様子が分かったよ!って言われたんだけど・・・
あらかじめ言っといてくれたら、もっとちゃんと全貌を撮っておいたのに。。。
もう遅いと思うけど・・・こんな感じです^^;(シェフ達がいらっしゃる所が洗い場ね)
2年前より格段に設備も充実して、広くなり、シェフの皆さまも動きやすそうでしたよ。
ただ・・・このステンレス枠の付いたガラス越しの撮影は私には難易度が高すぎ…★
結局1枚も綺麗に撮れませんでした(今度カメラマンさんに教えてもらおう。。。)

と~ってもいい笑顔のお二人。
この日は朝から、ラヴィルリエ の服部シェフがお手伝いに来られていました。
先日よ~いドン!の「本日のオススメ3 」のコーナーで
ラヴィルリエさんのチーズケーキをご紹介させていただいたんですが・・・
夕方には商品が完売してしまう状況が続いているそうです。
(服部シェフともう一人のお二人で製造をされているので…)
お店のブログでもアナウンスされていますが、
もしよろしければ、お取り置きもしていただけるので
一度お電話をされてから行かれることをお勧めします。
そんな状況のなか、日曜日にお店をあけてお手伝いに来られた服部シェフ。
実はこのお二人・・・かな~り仲良しなんです♪
私がロケにお伺いしていた時にも、偶然橋本シェフから電話がかかってきたりして。。。
服部シェフがお店をオープンされるまでの半年ぐらい、2人の関係を拝見してきましたが、
お互いのお菓子を試食し合って、切磋琢磨してらっしゃる本とに素晴らしい関係です☆
女の友情はハムより薄いって言うけど・・・男の友情は違いますね!

アプリコットのポワレを作ってらっしゃる橋本シェフ。
持ち込みもできるのに、この場で作ってくださるのが嬉しいですね♪

このアプリコットのポワレには、3種のソースがかけられます。
手前に写っている容器に入っているのがそうなんですが、
トンカ、カモミール、オレンジの香り。

なぜか服部シェフの方がすご~く上司?に見えたりするんですが(笑)
お二人は同い年(1歳違い?)なんですよ。

❤チョコレートのヌガーグラッセとアプリコットのポワレ 3つの香りをのせて
タイトルがすべてを表してしまってますが・・・
ショコラのやわらかいムースグラッセの下に杏やナッツが敷かれています。
アプリコットには3種の異なるソースをかけて。
オレンジのゼストがお口直しのアクセントに♪
ヌガーグラッセの周りにリング状に描かれている粉末は、
上にのせられているムラングなんですって。


実はこれ、ヌガーグラッセを解体しているんですね!
通常ドライフルーツやナッツなどはグラッセの中に入ってますが、
こちらはわざと取り出して、下に敷かれています。
ジヴァララクテとP125を使ったショコラのムースグラッセは、
お口の温度ですーっと溶けゆく、エアリーな口溶け。
余韻にしっかりとショコラのビターな香りが広がります。
普通ヌガーグラッセって、お口の中でもごもごしてしまうので、
私は、この解体バージョンの方が好きかも♪
ショコラの風味と香りもしっかりと堪能できるし、
なんといってもこの口溶け感・・・とろけゆく至福のテクスチャーがたまりません❤
最後に、杏の酸味とナッツのカリンと響く香ばしさがアクセントに♪


トンカの甘美な芳香、オレンジの酸味、そしてカルダモンの清涼感あふれる香り。
アプリコットにもひとつひとつ手がかけられていて、3種の表情を楽しめます。
上にのせられたチュイルも脇役ながら美味しい~。
ひと皿で色々な香りと食感が楽しめる、橋本シェフらしい素晴らしいデセールでした。
橋本シェフのデセールを味わえる機会は貴重ですものね♪
伊勢丹さんに感謝です!

関西でお友達募集中の水野シェフをお連れしました~(*^^*)♪
お互いのお店を訪問するお約束、ぜひ実現させてくださいね~。

会場で声をかけていただいた、奈良県立磯城野高等学校の辻井先生もお連れしました♪
こちらの高校にはパティシエコースがあり、昨年のスイーツ甲子園では、
関西代表の2ブロックを独占された素晴らしい学校なんですよ。
こちらの辻井先生には、スイーツ甲子園会場で
「いつも読んでます~」って声をかけていただいたんですが、
かな~り熱くて、マシンガントークが面白い方です♪
スイーツツアーの約束・・・近々実現させましょうね♪
そんな辻井先生の名刺はかなり個性的で・・・お二人とも見入ってらっしゃいました。

橋本シェフはこの日は大忙しで、デセール終了後セミナーに。
サロン・デュ・ショコラ@ジェイアール京都伊勢丹の
セミナー&デモンストレーションのトリを飾る大役です!
テーマは、ショコラとコーヒーのマリアージュ。
だったはずなんだけど・・・

今回のサロショコのテーマどんぴしゃり!試食のお菓子もオペラ。
でも全くの偶然だったようです(笑)
最初はオペラというお菓子について、歩んでこられたパティシエ人生について
とっても真面目に話されていたはずなんですが・・・
あれれ??? だんだん支離滅裂なトークに・・・
司会者の方もひろうのが大変なご様子(笑)
私もメモをとっていたけど・・・私もまったく解読できません^^;
でも大丈夫!
会場は橋本ファンで埋め尽くされていたので、皆さんとても温かい目で見つめてらっしゃいました。
この無邪気な笑顔に、女性陣そして男性陣までも、母性本能をくすぐられちゃうんですよね❤
橋本シェフの愛すべき素晴らしい人間性は、十分皆さんの心に伝わったと思います!
多分おっしゃりたかったのは・・・
モンテベロのシェフになる以前は、物事の表面的なものしか見えていなかった。
でも素材を一から見直し、物事は表裏一体であるということを理解した結果、
あえて裏(マイナス面、苦手な面)を出すことで、
ワンステップ先の表に到達することができるようになった。
それが今自分が自信をもって作っているフランス菓子なんです!・・・ってことかな。。。
橋本シェフのお話は、時に哲学的で、ブラックホールに迷いこんじゃうことがあって、
普段聞いていても???ってなることがあるんですが・・・
今回は緊張されていたこともあってか、さらに支離滅裂状態なってました(笑)
でもね・・・不思議と伝わってくるものがあるんですよね・・・
きっと橋本シェフを、そしてモンテベロを愛してらっしゃる
ファンの皆さまは同じ気持ちだったと思います。
そして最後に・・・皆さんへのメッセージをひと言!とうながされ、
「お菓子を食べて、みんな元気に健康で!」と締めくくった橋本シェフ。。。
最後まで大爆笑のセミナーでした(*^^*)♪
(終了後、岩永シェフが皆さまに謝っていらっしゃいました^^;)
きっとこれでまた、シュクレ&モンテベロファンが増えたことでしょうね。
シェフのトークのお陰で、雪の中並んで凍えてしまっていた心がすっかり溶けて、
温かな気持ちで帰路につくことができました。