
先日、埼玉からお越しになられた某シェフご夫妻と、
秋に大阪にパティスリーをオープンされるご予定のシェフの
関西ツアーをナビゲートしてまいりました!
(最近私、スイーツメインの関西ツアーのツアコンさんをよくしている気が^^;)
その時にお伺いした1軒が、こちらのケ・モンテベロさん。
毎月お伺いしているんですが、4月から記事にUPできていませんでしたm(_ _)m
まだこのケーキ暫くはありそうだから大丈夫かなぁ・・・と思っているうちに早3か月。
すでに姿を消してしまったケーキも2種類ありますが・・・
せっかくなので、ど、ど~んと10種類ほどご紹介させていただきますね。
まずは・・・本とにごめんなさい★
すでに姿を消してしまった2品から・・・なので現在は店頭にありませんm(_ _)m
でも来年のこの時季には、また登場する可能性もありますものね(と、言い訳しつつ…)
●フレジエ

こちらは4月末にいただいたフレジエ。
以前はアントルメでしかいただけなかったので、プティ・ガトーでも是非!
とお願いし続けていた一品なんです。
シュクレクールさんの5周年記念のお祝いと、
そのお客様への日ごろの感謝の意味もこめた記念のお菓子❤
橋本シェフのお菓子を色々いただいてきて、フランスの伝統菓子
フレジエはきっと美味しいはず!と確信していたので嬉しい♪
卵の風味を生かした濃厚なムースリーヌクリームは、
お口に入れると、ゆっくりとしたスピードでとろけだし、
ミルキーなコクがじんわりと広がっていきます。
隠し味に、練乳もプラスされているそう。
フレジエの命の、このムースリーヌクリーム!
かなり私好みの、テイスト&テクスチャーでした(*^^*)❤
一方、コクのあるクリームとは対照的に、
ビスキュイ・ザマンドは、ほろほろっとお口の中でほどける軽やかな食感。
クリームとの口溶けのバランスが絶妙です。

フレジエというと、苺の断面が整然と整列しているイメージがありますが、
こちらの苺は、ランダムにカットされて配置されています。
理由は・・・この方が、食べやすいから!なんですって。
たしかに、縦半割にされた苺は、フォークを入れるとゴロンと取れちゃうし、
水分が一気に溢れ出る感じですものね。
それはそれで、お口いっぱいに苺が溢れだす感じがして好きなんですが、
橋本シェフのクリームには、このランダムな苺の方が合っている気がします。
ミルキーでコクのある、まろやかなクリーをムの海に、
甘酸っぱくジューシーな苺が溶け込んでいく感じ・・・
余韻にふわりと鼻腔くすぐる、エレガントなキルシュの香りが
大人のパリを髣髴とさせて・・・うっとり(❤ ❤)
結論! 私 “フレジエ” 大好きです(って、いまさら?!)
苺がただトッピングされているだけのお菓子には、全く魅かれない私だけど、
フレジエは別格みたいです。
ムースリーヌ、苺、そしてキルシュのマリアージュ、
そしてこのフェミニンなビジュアルに、乙女心がくすぐられちゃうんですね❤
●サンティール フレ

関西の月刊情報誌「SAVVY」さんが、今年25周年を迎えられるということで、
色々なパティスリーさんにSAVVYさんを
イメージしたお菓子を作っていただいているんですが、
その6月のお店が、ケ・モンテベロさんだったんです。
なので、6/22までの限定商品でした・・・すいませんm(_ _)m
ちなみに、サンティール・フレとは・・・
サンティール=感じる、フレ=フレッシュの意で、
20代の読者層をイメージして、清々しい、フレッシュ感を表現したかったんだそう。

橋本シェフが、杏のお菓子を作られたことって、今まであったかしら?
と思い、おうかがいすると・・・
やはり、杏はあまり使われたことがないそう。
でもこのお菓子を作ったのをきっかけに、杏って意外に美味しいかも?!
と思われたそうなので、また杏の新商品が登場すると嬉しいですね♪
白ワイン風味のホワイトチョコレートのムースの中に、
アプリコットのクリームとコンポート、
ロイヤルミルクティーのジュレが忍ばされています。
TOPには、バーナーで焼き目をつけたアプリコットを!

アプリコットはパッションピューレなどでコンポート。
身が崩れないように浅くコンポートされているので、
キュン♪とした杏らしい酸味と、香りはしっかりとキープされています。
橋本シェフはお紅茶好きなので、紅茶のジュレにもこだわりが!
お菓子に使われる紅茶というと、アールグレイやアッサムをイメージしますが、
それでは香りが強すぎて、アプリコットが負けてしまうのと、
紅茶だと水っぽくなってしまうので、牛乳や生クリームを加えて、
半分まで煮詰めたロイヤルミルクティーにされたそう。
アプリコットの爽やかな酸味と、紅茶の渋みをまとったミルキーなコクが
上品で香り高いアンサンブルを奏でています♪
そしてそれらを包み込むのが、白ワインの大人っぽく、ふくらみをもった香り・・・
様々な表情をみせるアプリコットを、ロイヤルミルクティーと一緒に!
そして白ワインと一緒に!と、シチュエーションを変えていただいている贅沢感☆
大人への階段を登っている20代の女性のイメージにぴったりですね。
甘酸っぱい想いをしているところもかな^^;
アプリコットがメインのお菓子には、あまり出会えないので、
是非これを機会に、橋本シェフには杏スイーツを追求してほしいなぁ・・・
次は、今でも食べられるお菓子につづきますね(笑)
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店名:Patiserie quai montebello (パティスリー・ケ・モンテベロ )
住所:大阪府大阪府吹田市岸部北5-20-3
電話:06-6339-8880
定休日:水曜日・第3木曜日
営業時間:10:00~20:00