スイーツ巡り講座@NHK文化センター神戸 3月の講座は・・・
菓子sパトリーさんにて開催させていただきました。
この日はホワイトデー前日(3/13)だったので、田中シェフには
“シェフが贈る ホワイトデー・デセール”をとお願いしていました。
●リオレ
一品目は、蛇紋岩米を使ったバニラ風味のクリームとイチゴのソース。
兵庫県養父市の蛇紋岩地帯で栽培、収穫されたお米のみにその名を与えられる
「蛇紋岩米」 は、収穫量もすくないために幻の米と呼ばれています。
蛇紋岩は、地質学上超塩基性岩に分類され、マグネシウム特に多く含みます。
マグネシウムとカリウムを分析した比率Mg/Kで、Mgの割合が高いほど
甘みの強い粘りのあるお米になるということが分かってきているそう。
吸水がよく、少し炊くだけでふっくらとするお米なのですが、
今回はリオレなので、少し芯が残るように炊きあげられていました。
牛乳で炊いたお米をバニラで香り付けし、生クリームと合わせて。
上には甘酸っぱいあまおうのソースがかけられています。
お米が苦手な私だけど・・・ちゃんとデザートになっていて美味しい~♪
ミルクとバニラの旨みを十二分に吸い込んだ
お米のアルデンテ感がアクセントになっています。
ベースに甘みがあるので、苺の甘酸っぱさとのバランスもGood!
リオレは日本ではあまり馴染みのないデザートなので、
生徒の皆さんも、どうかな~と初めは恐る恐るでしたが・・・
ひと口食べると、美味しい~と笑顔になってらっしゃいました。
こちらの菓子sパトリーさんは、ホテルピエナ神戸の1Fにあるのですが、
同じくホテルピエナ神戸のグループ店として「一夜一夜」という
銀シャリと一夜干しにこだわったお店があり、
そちらでも、この稀少な蛇紋岩米はいただけるそうですよ!
2品目は、田中シェフが目の前で仕上げてくださいました。
デコレーションは今閃きでしてます!(笑)と
ホワイトチョコレートのムースと苺をプレートにデコレートし、
主役のホワイトチョコの温かいガトーショコラを盛りつけて。
粉糖でお化粧をして、最後にフランボワーズのソルベを盛りつけて完成です!
●ホワイトチョコの温かいガトーショコラ
どっしりとボリュームのあるホワイトチョコのガトーショコラの中には、
ブルーベリー、フランボワーズ、カシス、グロゼイユを合わせた
ベリーのソースがたっぷり♪
卵をしっかりと立てた生地に、ホワイトチョコを2割も加えているそうで、
ほわっとした口あたりながら、どっしりとした食感の生地に仕上がっています。
ソースは最後に入れると沈んでしまうので、途中で投入するそう。
余韻にミルキーなホワイトチョコの甘みと香りが広がる
まるでパンケーキのような食感のリッチなガトーショコラ。
ホワイトチョコは臭いを吸収しやすく、以前はその独特の香りが敬遠されがちでしたが、
今は美味しいホワイトチョコが増えてきているということで、
今回は私も初体験のスイス産のホワイトチョコレートを使われていました。
こんなにボリューミーで食べきれるかしら・・・
とちょっぴり心配だったんですが、皆さんペロリ。
ソース&ふんだんにデコレートされたベリーの酸味と、
キュン♪とした酸味の効いたひんやり冷たいのソルベが
お口直しになって、最後まで美味しくいただけました。
今東京では、ハワイから上陸したパンケーキが大人気ですが
このガトーショコラも、モーニングスイーツにぴったりかも♪
色々なプティガトーが贅沢に盛りつけられた最後のプレートにつづきます・・・