パリから京都へ 日本初上陸 ☆ ラ・パティスリー・デ・レーヴ -1 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ


 
パリジェンヌだけでなく、世界中のスイーツ好きを虜にしている
今、パリで大人気のパティスリー「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」の
海外初出店となる3号店が、9月19日、京都高台寺近くのねねの道にオープンしました。

2009年9月にパリ7区、ル・ボン・マルシェの近くに1号店をオープン。
2010年、16区にオープンした2号店にはサロン・ドゥ・テも併設されていて、
ホワイトを基調にピンク色のインテリアが配される店内の雰囲気がとても可愛くて、
私も何度となく足を運んでいる大好きなパティスリーです。
(フランス日記は途中挫折が多いのですが・・・珍しくUPしてるのを発見!

ラ・パティスリー・デ・レーヴは、仏語で“夢のお菓子屋さん”という意味なんです☆

 
 
 



元は民家だったという京都の風情ただよう町屋づくりの外観。
でも一歩店内に踏み入れると・・・ポップなパリの感覚を融合させた
今までにないユニークな空間が広がります。
(アンジェロ・ミュサ氏が、ガラス越しにポーズをとってくださいました♪)

 
 
 


 
「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」と言えば・・・
なんと言ってもこの釣り鐘型の冷蔵ショーケースが有名ですよね!
こちらはクロッシュと呼ばれる天井から吊り下げる形の冷蔵ショーケースで、
見本のケーキが、近代的かつオシャレにディスプレイされています。

 
 
 



 
プティ・ガトーではなくアントルメサイズがディスプレイされているのも魅力的☆
大きいサイズなのに、なんでこんなにキュートなんでしょ~♪

でもこの大きなブリオッシュには・・・実は昨年パリで泣かされた悲しい想い出があるんです。。。
機会があればまたいつの日か(笑)

 
 
 


 
2階にはサロンスペースがあり、やさしいオフホワイトを基調に
シンボルカラーの可愛いピンクのインテリアが配されています。
パリのサロンは真っ白×ビビッドなピンクですが、こちらははんなりと京都らしい雰囲気に。

 
 
 



絨毯にも、こんな風に可愛くロゴが描かれていました。
でも・・・可愛すぎて、足の踏み場に困っちゃいますね^^;

 
 
 


 
2階のサロンから1階のディスプレイを見降ろすと・・・
なんとも言えず、斬新なビジュアルですね(笑)

 
 
 


 
左 : オーナーのティエリー・テシエ氏
中央 : シェフ・パティシエのフィリップ・コンティチーニ氏
右 : コンティチーニ氏の右腕として活躍するアンジェロ・ミュサ氏。
   (2003年、コンティチーニ氏率いる仏チームに加わり
    クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで優勝)

オーナーのテシエ氏は、劇団やイベント会社などを経て、2002年から
「ラ・メゾン・デ・レーヴ(夢の館)」というホテルをポルトガル・モロッコで展開中。

テシエ氏曰く、ラ・パティスリー・デ・レーヴで提供したいのは「新古典菓子」
子どもの頃の記憶を蘇らせるお菓子。
昔懐かしいおなじみの形をしていながら、口に入れるとどこか新しいお菓子。
ご自分が子どもの時に食べ、感動し、幸福な記憶を残してくれた昔懐かしい
お菓子をベースにしたものだそう。
店名も「レーヴ=夢」と名付け、大人には子どもの頃の夢を、子どもには
大人になる夢を与える菓子屋にしたいという想いが込められています。

また今回、なぜ日本1号店を京都に?という質問に対しては・・・
パリの店をそのまま持ってくるのではなく、日本ならではの伝統文化を取り入れて
表現をするためには、日本の伝統文化が最も色濃く残る京都が最適だと考えたからとのこと。
抹茶や胡麻などの和素材だけでなく、小麦粉やバターなどもできる限り日本のものを
使いたいと考えられているそうです。
 
こちらの京都店は、単にパリの再現にとどまらず、京都からパリへと
発信することも目指してらっしゃいます。

 
 
 


 
優しい笑顔がとても印象的な、天才パティシエ フィリップ・コンティチーニ氏が
「新古典菓子」をひとつひとつ丁寧に紐解いてくださいました。
コンティチーニ氏曰く、全てのお菓子は形からではなく味からスタートしているのだそう。

テシエ氏からこのお店の話を聞いた時、これこそまさに自分がやりたかったことだ!
と膝を打ち、子どものときの夢を現実のものとするという考えに
同意したというコンティチーニ氏。
氏もまた、子どもの時に菓子屋で買い求め、喜んで家に持って帰った
懐かしいお菓子への思い入れを表現しようとしているのです。

 
それでは、おなじみの形態をしていながら、口に入れると明らかに新しい。
そんな「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」の新古典菓子 をご紹介していきます。