パリから京都へ 日本初上陸 ☆ ラ・パティスリー・デ・レーヴ -2 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
ラ・パティスリー・デ・レーヴ -1

 
 


 
レセプションではプティ・ガトー4品をいただきました。
それぞれのお皿にパリブレストが添えられているのもうれしい♪

 
 
 



 
パリブレストの概念を覆す、でもなんとも愛らしいフォルムのパリブレスト

パリブレストは、フランスの夏の風物詩である自転車レース
ツール・ド・フランスを記念して作られた伝統菓子。
従来はその所以通り、車輪形のシュー生地でクリームを挟んだシンプルなお菓子です。

でも、ラ・パティスリー・デ・レーヴさんでは、伝統菓子のフォルムは大切にしつつも、
皆で分け合いながら食べやすいようにと、花形に連なる形にされています。

シュー生地の表面にはカソナードを使ったシュトロイゼルをのせて焼くことで、
サクサク、ガリガリの食感をプラス。
通常はアーモンドスライスやダイスをのせて焼くことが多いので、
ひと味違う食感を楽しむことができます。

クリームは濃厚なヘーゼルナッツのクリームでありながら、低脂肪の生クリームを
使っうことによってふわふわのエアリーな食感に。
通常はバタークリームやカスタードクリームベースにプラリネを加えたどっしりと重厚な
クリームが多いので、かなり軽やかな口溶け感に仕上げられています。
 
そして、切り分けるとこのクリームの中から、プラリネクリームがとろりと流れ出す仕掛けに!
全てを自家製で作り、あえて雑味を大切にすることで素材自体の味を引き立てる
プラリネクリームは、特にこだわってらっしゃる部分。
 
このパリブレストは、フィガロ紙で「パリ一番」と絶賛され、
デ・レーヴさんの看板商品となっているんですよ!

 
 
 



 
サントノーレも従来のリング型ではなく、長方形型の新スタイルに!
伝統的なサントノーレは、パイ生地にシュー生地を絞って一緒に焼き上げますが、
こちらでは、パイ生地とシュー生地の美味しく焼き上がる時間は違うという考えから
別々に焼き上げられています。
しかもパイ生地はすべて、通常とは逆のバターで生地を包む
アンヴェルセにこだわり、よりサクサクとした食感に♪
 
生クリームにはマスカルポーネを加え、よく混ぜて乳化させることで
より軽く、口溶けよく仕上げられています。 
サントノーレ型で絞り出された軽やかなクリームと、アンヴェルセの繊細なパイ、
しっかりとキャラメルがけされたシューのシンプルな組み合わせながら、
従来のサントノーレの常識を覆す美味しさと驚きが潜んでいます。
 
また、従来切り分けにくかった円形の形から、ひと口大のシューをサイドに配置した
縦形に変えたことで、パリブレスト同様家族で一緒に切り分けて食べやすくなっていますね。

 
つづきます・・・