スイーツ巡り講座 ☆ ル・プレジール-2 @ よみうり梅田文化センター | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
ル・プレジール-1

 
 


 
2皿目はサヴァイヨンを。クラッシックなスタイルそのままで。

“ショーフロワ” はアシェットデセールの醍醐味!
温かい&冷たいの温度差を表現したひと皿です。

卵黄と辛口の白ワインを泡立てたサヴァイヨンソースに
グラタンのように焼き目をつけて。中には・・・

 
 
 


 
ラ・フランスやペッシュのコンポートが入っていることが多いのですが、
坊シェフは、イチゴ、フランボワーズ、グロゼイユ、ミュールなど
6種のベリーのコンフィチュールを忍ばせて。

真っ赤なベリーと卵色のサヴァイヨンソースのコントラストが印象的!

ワインの香り高いサヴァイヨンと、シャープなベリーの酸味の大人のマリアージュ。
ほわっ、シュワッとベリーを包み込むサヴァイヨンソース。
一見そんなにお酒が効いているようには見えませんが、
ワイン香のエレガントな余韻がかなり長く続くので、
次第にほ~んのりとほろ酔い気分に。。。

 
 
 



さらに重ねてワイン攻撃?! ではなく・・・
3皿目は、お口直しの巨峰のジュレを。

巨峰のジュレは、皮を剥いた巨峰をお湯でひと晩炊いて。
この巨峰と合わせられているのはバニュルス。
ショコラなどとのマリアージュを楽しむことの多い南仏のデザートワインです。

これ以上アルコールを身体に入れて大丈夫かしらと思いつつ(笑)
あまりにロマンティックな香りの誘惑に負け、ひと口舐めてみると・・・
ねっとりと舌にまとわりつくようなテクスチャー。
苺やフランボワーズのようなレッドフルーツの香りと
繊細かつまろやかなタンニン香の長い余韻。。。
お口に含んだ瞬間に、円熟した妖艶な香りにうっとり・・・❤
芳醇な甘みと酸味のバランスが心地よく、
ついついふた口目に手が伸びてしまいました^^;

 
 
 


 
4皿目は、パルメザンチーズのガレット
甘いもの続きではというお気づかいから、サレものの登場です。
でもこれが意外にも、皆さん大絶賛の一品に☆

パルメザンチーズをたっぷりと入れたガレットの上に、
生クリームやレモン汁を加えたマスカルポーネチーズ。
さらに苺、フランボワーズ、チェリ-トマトのコンポート、
ルッコラを重ね、ピストー&バルサミコソースがかけられています。

ピストーソースは、生バジル、ニンニク、松の実、オリーブオイルなど
バジルソースのチーズなしといったソース。
ガレットの方にパルメザンがた~~~っぷりと加えられていますからね。
バルサミコ酢には水あめを加え、煮詰めてソースに仕上げられています。

 
 
 


 
頬張った瞬間に、チージーな香りがぶわ~っと押し寄せてくる贅沢感❤
最近チーズ風味のサブレやパイといったサレ系のお菓子も
パティスリーさんでよく見かけるようになりましたが、
これは絶対にその仲間入りをしてほしい逸品☆
こんなにチーズリッチな焼き菓子は初めてです!

トッピングのマイルドなマスカルポーネチーズ、フレッシュなフルーツ&ベジタブル、
そしてひと手間かけられたソースとのマリアージュも抜群!
絶対にお家で作りたくなっちゃう一品♪

皆さんも大変お気に召されたようで、作り方教えていただけるか
聞いてみてくださ~い・・・と言われるのでおうかがいしてみると、
全然いいですよ~。すぐにルセットお送りしますよ!と
ipadの中に保存されているたくさんのレシピを見せてくださって。
フランス語の図解入りのレシピを、ささ~っと日本語に直して
すぐに送ってくださいました。
11月の講座の時に皆さんにもお渡ししますね~。お楽しみに♪

ipadのアルバムの中には、楕円状に大きく焼かれたチーズガレットの上に
さらに豪華に様々な素材が盛り付けられたパーティー用のガレットの写真も。
見目麗しく、アントレやお口直しにお薦めですよ♪

 
 
 


 
本当はお土産にと用意されていたエッグタルト
温め直して一番美味しい状態で食べていただきたいので!
と最後に出してくださいました。栗の甘露煮を添えて。

お菓子のルーツを見直してみたいから!
と今坊シェフが凝ってらっしゃるポルトガル菓子のエッグタルト。

パイ生地は三つ折りを4回。
その生地をロール状にしてカットし、手でずらすように伸ばしていくそう。
中には、牛乳、砂糖、コーンスターチ、生クリーム、卵のアパレイユを流して。
シンプルながら、サクッ、ぽってりという食感のコントラスト、
生地の香ばしさとアパレイユの素朴な甘みのハーモニーににっこり(*^^*)♪
きっとお土産のエッグタルトもご家族の皆さんに喜んでいただけたことでしょう。

 
 
 


 
あらっ!オブジェのようにさりげなく飾られているけど
この大きな木のケースは・・・ECHIRE?!
まさか本物じゃないですよね?とシェフにお伺いすると、
お店で使っているエシレバターの空箱ですよ!
そして見せてくださったのは・・・







 
金色の包みの中から現れたのは、紛れもないエシレバター。
こんなにBibなECHIREバターに巡り会えるなんて・・・
そしてこれが日常的にお店で使われているなんて驚きです。。。
先ほどのチーズのガレットにもこのエシレバターが使われていたそう。

さらにこちらもお店で使われているという、
雪印乳業の特級ファーメントバター(低水分・発酵タイプ)も
ご紹介くださったんですが、こちらはキメが細かく伸びがよく、
通常のバターに比べて水分が少ないので、パイ生地を作るときにお薦めとのこと。
お菓子を作られる生徒さんが、どこで手に入りますか~?とおうかがいしたところ、
なんと太っ腹なことに、この高級バターを全員に1個ずつお土産にしてくださったんです♪
坊シェフったら、なんて太っ腹なんでしょ~。
お土産に弱い乙女の皆さんは大喜びでした^^;

 
そしてその他にも坊シェフの人気がグ~ンとUPした瞬間が!
実はシェフはカメラがご趣味だということで、
カメラの話やお菓子の撮影の仕方を色々とレクチャーしてくださったんです。
お店に飾られているデジタルフォトフレームの写真もシェフ自らが撮られたもので、
ipadのアルバム中にもたくさんのお菓子や旅行の風景写真が収められていました。
坊シェフがこんなにデジタル人間だったとは意外です~。
生徒の皆さんからも、今度是非写真レッスンも!という声があがり、
とりあえず後日私一人がお伺いしたんですが・・・
すいません・・・4時間中3時間はいつも通りお菓子のお話をしてしまいました^^;
でもNikonのマクロレンズかSONYのコンパクトデジ一眼が無性に欲しくなっている私です。
ま、近親者にどこ目指してるの!とぴしゃりと言われて踏みとどまりましたが(笑)

 
坊シェフ、お忙しい中本当にありがとうございました。
素材に対するこだわりをおうかがいし、フランスの実際の風景を見せていただき、
皆さんもとっても興味深そうにされていました♪
そしてカメラやipadのお話にも(笑)
プレジールさんのクリスマスケーキには、プラリネと苺
2種類のパリブレストが登場するそうなので、こちらはぜひ
クリスマスアントルメの会に購入させていただきたいと思います。




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店名:ル・プレジール
住所:兵庫県神戸市灘区高徳町3-1-5
電話:078-846-1780
定休日:木曜日
営業時間:10:00~20:00
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