新緑を髣髴とさせる・・・ ☆ ラ・プラージュ | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ


  
  
よ~いドン!での”春スイーツ”のご紹介、2軒目は・・・ラ・プラージュさん。
1軒目は、シェ・ノグチさんの桜のモンブランでした

林正人シェフは、パティスリードレカン@銀座や
マエストロポールボキューズ@赤坂を経て渡仏。
3年半の修業後帰国し、タイユバン ロブション@恵比寿にてシェフパティシエに。
そして2004年8月、大阪・谷町4丁目にラ・プラージュさんをOPENされました。

山口県ご出身で、東京のお洒落な街でシェフを務められたシェフが
なぜ大阪のこの地に?と不思議に思っていたんですが・・・
店を構えるなら、食の街・大阪で本物のフランス菓子の魅力を
伝えていきたいと思われたからなんだそう。
でもいつもスマートな雰囲気で、全く関西人っぽくないシェフが
なぜこの場所を選ばれたのかは・・・やっぱり未だに不思議です^^;

知らない方なら間違いなく通り過ぎてしまうような場所に
ひっそりと佇むラ・プラージュさんですが、そこは知る人ぞ知る名店!
撮影の間も、近くの会社員と思しき方々がひっきりなしに訪れていました。
女性客だけでなく、男性客率もとっても高いお店なんですが、
彼らのお目当ては・・・

    

  
  


  
お店の看板メニューでもある、エクレア&タルト・ショコラ。

どちらもヴァローナのエクストラ・ビターを使用した苦味の効いた大人テイスト。
ハード系のシュー生地やタルト生地と、ビターで濃厚なクリームが
エレガントな大人のハーモニーを醸し出し、
贅沢な大人のおやつにぴったりの美味しさです。
やや小ぶりながら、200円というお値段も人気の秘密かもしれないですね。

でもこの美味しさがあまりにも定着しすぎて、
ラ・プラージュさんというと、この2品がメディアで取り上げられることが多かったので、
あえて、あまり紹介されない、けど美味しい!という
可愛らしいビジュアルの春スイーツを!とお願いしてみました。

  
  
  
  


  
野口シェフとは対照的に(笑)淡々と仕上げていかれる林シェフ。
あまりのお仕事の速さにカメラがついていけず、
ゆっくりお願いします~という声も。






  
シャンティに苺、ブルーベリー、チェリーなどのフルーツを飾り
最後にピスタチオをトッピングして完成です!

こちらのお店の厨房に入れていただくのは初めてだったんですが、
さほど広くはない厨房ながら、とても綺麗に整理されていて
シェフのお人柄が伝わってくる厨房でした。
製菓学校のインターシップで来られて、シェフのお人柄とお菓子に魅かれ、
こちらに就職されたというスタッフの方も。

  
実は私…林シェフとは数回しかお話をしたことがなくって・・・  
シェフはいつも厨房の奥で忙しくされているので、声をかけるのをためらっていたんです。
あんまりお喋り好きなタイプでもなさそうだし、
撮影中も笑顔があまり見られなかったので、お願いしたのはご迷惑だったかなぁ・・・
とひそかに心配していたんですが・・・

撮影が終わったら、満面の笑みで話かけてくださって(*^^*)♪
林シェフもカメラが苦手だっただけなんですね!(分かります~)
私もホッとひと安心。
クルーの方に連行されなければ、もう少しお喋りしていたかったくらいです^^;

   

    

  


  

ご紹介させていただいたショコラ・ピスタチオは・・・ 
アーモンドのダックワーズとミルクチョコレート(グアナララクテ)のババロア、
ピスタチオとホワイトチョコレートのクリームを重ねたお菓子。

春には夏ほど酸味を効かせるでもなく、冬ほど濃厚ではないチョコレートのお菓子を!
ということで、マイルドなテイストのミルクチョコレートをセレクト。
このミルクチョコレートとアーモンドの相性は抜群ながら、
それだけでは単調なので、ピスタチオのナッティ感でアクセントをプラスされたそう。

ピスタチオの揺らめく萌黄色が、まさに新緑を髣髴とさせ、
爽やかな春風が吹きぬける春のイメージにぴったりですね。

  
ビジュアルから想像する以上に、ピスタチオのナッティな香りと
ミルクチョコレートのミルキーな甘みが際立ち、
透明感の高い、エレガントなハーモニーを醸し出しています。
 
フォークを入れると重厚なテクスチャーながら、ダックワーズが軽やかな食感なので、
お口の中で3層が渾然一体となって、スーっととろけゆくなめらかな口溶け感。
余韻に、ショコラとナッツのリッチでふくよかな香りが広がっていきます・・・
アルコールを効かせていないので、両者の風味がよりダイレクトに伝わってくるんですね。
重くなく、かといって軽すぎず・・・
まさに目にも舌にも春を感じさせてくれる一品です。

  
苺のムースにピスタチオのババロア、ビスキュイ・ショコラ、ダックワーズを重ね
キルシュを効かせたピスタチオ・フレーズという
さらにフェミニンな雰囲気の春のお菓子も登場していましたよ。

  

    

  


  
  
もう1軒ご紹介させていただいたのは、こちらの 
ケ・モンテベロさんのフロマージュ・クリュ なんですが・・・
  
  
この撮影の前日深夜に、4泊5日の東京取材から帰ってきた私は
さすがに10時からのモンテベロさんの撮影には同行できず・・・
上京前々日に偶然にもお店を訪れていて、
(この時はこの取材のお話はまだいただいていなかったんです)
シェフとも色々お話もして、新作のお菓子もいただいていたので、
去年いただいたこちらのお菓子をご紹介させていただくことに。

モンテベロさんも、普段は茶系のお菓子(ショコラやタルト系など)が
紹介されることが多いので、あえて変化球で攻めてみました。
実はこちらは、シェフが苦手なフロマージュ系のお菓子で、
中には苺のコンフィチュールがたっぷりと入っているんです。

  
元々はアニス、バニラ、レモンの皮などを加えた
苺のコンフィチュールを作ろうと思っていたそうなんですが…
もうひと手間なにか加えた方がいいのでは!と思い、
ケーキのパーツとしてこれを使うことを閃かれたそう。
それだけに、この苺のコンフィチュールの存在感が大きく、
苺が主役のお菓子と言っても過言ではないほどの仕上がりになっています。

このフロマージュ・ブランは去年も登場していたんですが、
他にもモンテベロさんには今春の新作が色々登場しているんですよ♪
こちらは、また後日ご紹介させていただきますね(…予定です^^;)

  
  
  
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店名:ラ・プラージュ
住所:大阪市中央区北新町3-7
電話:06-6949-3938
定休日:月曜日
営業時間:10:00~19:00