ガレット・デ・ロワ献上式 @ 関西日仏学館 -4 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
ガレット・デ・ロワ献上式 -1
ガレット・デ・ロワ献上式 -2
ガレット・デ・ロワ献上式 -3

 
 



 
私がいただいたガレット・デ・ロワ第一弾はこちら!
(第二弾は、皆さんが取りつくした後でガレットの形が・・・なうえ
 お皿がパイ生地でいっぱいで綺麗なお写真が撮れませんでした)

 
 
 
●パティシエ シマ 島田進作




 
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ
会長 島田シェフのガレット・デ・ロワ。
な、なんと・・・会長がとうとうアレンジバージョンを! 革命だわ(笑)
ご挨拶をさせていただいた時にも 「僕のガレット食べた?
小豆をが入ってて美味しいから!」と笑顔でおっしゃった島田シェフ。
常々講習会で伝統を守り・・・とおっしゃっていたので
ちょっぴり驚きでした^^;
 
実は島田シェフにご挨拶させていただいたのは、これが初めてだったん私・・・^^;
毎年ガレット・デ・ロワ講習会を最前列中央で拝見していながら、
なかなか話しかける勇気がでなくて・・・
この日こそは!と決意していたので、とっても嬉しかったです♪
(でも・・・と~っても緊張しました・・・)


 
しっかりと焼きこまれ、艶々に輝くパイ生地は、サクッ、はらっ。。。
軽やかすぎず、存在感のある食感&質感です。
 
しっとりとしたクレーム・ダマンドの中には、小豆が綺麗に整列。
バターと小豆って相性がいいですものね。
しっとりとした生地の中に、ほこほこっとした小豆。
想像通り、間違いのない美味しさでした。

私は島田シェフの作られる、和栗のバスク・オ・マロン が大好きなんですが、
それと同じように、ほっこりと癒される和菓子のような味わいなんです。
ぜひ来年は、お店でも販売してほしいなぁ。。。 























 
●アン・プチ・パケ 及川太平作





 
実は初体験の及川シェフのガレット・デ・ロワ。
今年も講座でお取り寄せしたかったんですが、すでに終了している時期で(涙)
東京の献上式に及川シェフがいらしていたと聞いて、ぜひ関西にも!と切望していたら。。。
ガレットだけでなく御本人もいらしていて、お話をすることができました♪

しっかりと焼きこまれたパイ生地の中には、黄金色に輝くフランジパーヌがたっぷり。
フランジパーヌには、かなりたっぷりとカスタードクリームが入っているようで、
さすがお菓子屋さんのガレット!と感じる、リッチでマイルドな味わい。
初体験&あまりの美味しさに、2cutいただいちゃいました♪





●エーグル ドゥース 寺井則彦作(ケベコワ)




 
今回もし1切れしか食べられないとしたら、絶対にこれを!
と切望していた、寺井シェフの2010年のアレンジタイプのガレット・デ・ロワ。
ちゃ~んと一番に置かれている場所もチェックしていました(笑)
(すでにcutされていて、美しい姿が撮れなかったのが残念★)

矢羽根模様で、周囲には粉糖とメープルシュガーを
合わせたものが降りかけられています。
写真が暗めなのが本当に申し訳なくなるぐらい、
実物はもっともっと、本当に美しい模様の浮き出具合なんですよ。

 
エーグル・ドゥースさんでは、毎年プレーン意外にショコラやマロンなど
アレンジタイプのガレット・デ・ロワも作られているんですが、
今年初登場したのが、こちらの「ケベコワ」
ケベコワ=ケベックのということで、クレーム・ダマンドに、
ケベック州の特産品であるメープルシロップが使われています。
寺井シェフというと、スリムなパウンド型で作られるケークが有名ですが、
元々その中にこの「ケーク・ケベコワ」があるので、
今回それをガレットにアレンジされたわけですね。

やや塩味の効いたサクッ、はらっと舞い散る繊細なパイ生地に、
メープルの独特の甘みと香りが広がるクレーム・ダマンド。
メープルの香りの余韻が長く続いていく幸せ。。。
私はメープル好きなので、かなりはまってしまいました(*^^*)❤
繊細なパイ生地と、メープルシロップを加えることで存在感を増した
ダマンドのバランスがとても素晴らしい逸品。
 
寺井シェフのカレット・デ・ロワは、やはりかな~~~り私好みです❤
いつか、全種類いただいてみたいなぁ。。。




 
●アトリエ ドゥ ママン 濱中友紀作(2006年優勝)





 
2006年度「ガレット・デ・ロワコンテスト」で優勝された濱中シェフの作品。
アトリエ ドゥ ママンさんは小売りはされていないので、
濱中シェフのお菓子を実際に食べる機会はなく、今回とても楽しみにしていました。

オレンジ入りのパイ生地にショコラを加えたクレーム・ダマンド。
一見ショコラが強くてオレンジが消えちゃわないかしら?と思いましたが、
余韻にしっかりとオレンジの爽やかな香りが広がっていき、
オレンジとショコラが、清々しくも甘やかなアンサンブルを奏でています♪

太陽の中に、2枚だけ葉っぱが隠されている模様も素敵ですね。
濱中さんとも少しお話をさせていただいたんですが、物腰はとても穏やかながら
職人気質の感じられる芯のしっかりとした女性に感じられました。
濱中さんのお菓子を食べられる日が早く来るといいですね。。。

 
 



●パティスリー Kuri  栗原栄徳作




 
大森先生お薦めの、栗原シェフのガレット・デ・ロワ。
ビゴさんご出身の栗原シェフのパイ生地は、サクッと軽やかな食感。
クレーム・ダマンドも薄めでシンプルながら、ふくよかなバターの風味が広がります。

ちょっぴり丸みを帯びた葉模様の周りに網模様。
シェフのお人柄が表れているような、ほのぼのとするタッチですね。




 
●献上ガレット・デ・ロワ




 
そして、見事にフェーブははずれちゃいましたが・・・
第7回「ガレット・デ・ロワコンテスト」の優勝者である
「神戸屋」の津田宜季シェフが作られた特大の献上ガレット・デ・ロワ。
・・・の1/200ぐらいかな^^;

クレーム・ダマンドが濃厚な色合いなのは、
アーモンドを事前にグリエされているからかしら?
こんなに特大なのに、しっかりと端から端まで焼きこまれたパイ生地、
そしてアーモンドの香り高いダマンドのバランスが素晴らしい一品でした。

 
この他にも、西原シェフ、藤生シェフ、西川シェフ、林シェフ、渡邊シェフ
そして寺井シェフのプレーンバージョンもいただいて大満足の私でした。

今回関西では初の献上式ということでしたが、非常に和気あいあいと
そしてゆったりとシェフとお話をしながら、美味しいガレット・デ・ロワを
いただくことができる本当に素晴らしい式典でした。
是非来年も京都でも開催してくださいね!
さらに多くの方々に、ガレット・デ・ロワという素晴らしいフランス伝統菓子が
普及し、定着していくことを私も願っています。

朝から美しいガレット・デ・ロワを焼きあげ、駆けつけてくださったシェフの皆さま、
大勢のお客さまを迎える準備に携わってくださった皆さま、
そして会場となった日仏学館の皆さま、本当にありがとうございました(*^^*)❤

 
この後・・・大森先生 関谷江里 さんと京都ネーゼさんへ。
夜遅くなのに、またまたいっぱい食べちゃいました★
でも最近はじめられたという、山田農園さんの美味しい卵を使った
「卵のスフレ」について(夜遅くで、手の空いている時のみオーダーできます)
大森先生も実際に形作りながらレクチャーをはじめられたり、
どうでもいいようなガールズトークで盛り上がったりと、
とっても楽しいひとときでした(*^^*)♪
ありがとうございましたm(_ _)m