第3回 貝印スイーツ甲子園 ☆ 優勝校は!? | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
第3回 貝印スイーツ甲子園 O.A.情報@BSフジ ] 
 




決勝戦本番開始前には、入場や立ち位置などの簡単なリハーサルもあります。
優勝チームの真似をするADさんのコメントが笑いを誘っていました^^;

さらにこのリハーサル前に、出場選手の皆さんは別会場に集められていたんですが・・・
取材にお伺いしていた私も、今日O.A.を見て初めて発見!
決勝戦開始前に、先週の皆さんと髭男爵との絡みがあったんですね~。

さむ~いギャグの後は・・・昨年のパリ研修旅行の様子をDVD鑑賞。

「スイーツ界のピカソに会う」
エルメさんに会い、工房見学。なんて贅沢な時間なのかしら・・・

「最高級ホテルでおもてなし」
リッツ・パリで至福の時間を。

「フランスの家庭菓子を作る」
ソフィー・ゲスキエールさん宅で、フランス菓子を習う。

「奇才ショコラティエに習う」
ジャック・ジュナン氏にエクレア作りなど直接指導を受ける。
そしてジュナン氏から今年の優勝者へのメッセージが・・・
「美味しいものへの愛情、そして自分達の楽しさを表現すること。
 君たちの激しい情熱を見せてくれ!」
 
なんて素敵な内容なんでしょう!
大人の私でも憧れてしまう、夢のような経験の数々。。。
この後クイズに答えて、キッチンの席取りをした選手の皆さん。
きっとパリへの想いが、胸いっぱいに膨らんでいたことでしょうね♪

 
 


 
さぁ、いよいよ、西原シェフから優勝チームの発表です!

制限時間3時間
テーマは「大好きな人と食べたいスイーツ」
審査基準は、味、美しさ、技術力、アイデア、チームワーク等です。

その前に・・・各チームの力作をご紹介させていただきますね。
(かなり遠めのショットで見えにくいかもしれませんが・・・)
応援のシェフの皆さんも、カットする手に力が入る緊張の一瞬だったことでしょう。。。

O.A.では、各チームが予選で優勝してから、この決勝戦に挑むまでの
試行錯誤の日々も綴られていました。。。
こういうドキュメンタリータッチ・・・弱いんですよね(T_T)
会場でも見たはずなのに、またまた涙腺が緩んでしまいました。。。

 
 
 
●近畿北陸Aブロック代表  「flour」チーム 福知山淑徳高等学校

 



昨年予選で敗れた2人を含むチーム。
2年越しの出場を果たした作品は、大切な人に贈る花束をイメージ。
フレッシュの苺のみだと、旬ではないので味のバラツキがでるという
林シェフのアドバイスをもとに、生と冷凍を半々で使い
苺の味と香りを引き出す工夫をしていました。

 
 
 
●北海道東北ブロック代表  「FOA」チーム 明成高等学校




レモンとレアチーズがマッチした完成度の高い作品。
このチームは学校に製菓の先生がいないので、
自分達でインターネットや本を見て独学で研究したとのこと。
味はいいが香りが全くないという斎藤シェフのアドバイスをもとに、
すり鉢ですったレモングラスとレモン汁をビスキュイに入れるという作戦に!

 
 
 
●中部ブロック代表  「Allumage」チーム 名古屋調理師専門学校



 
男性3名のこのチームは、2年連続出場の強豪校を破って決勝進出!
帽子の後頭部には、お互いにメッセージを書き合っていました。
レベルも高く、高校生らしさが入っていてインパクトの強い作品だったと語る柴田シェフ。
課題は表面のナパージュが固く、一体感が感じられないこと。
6層のうち4層にゼラチンが使われているので、バランスが難しいんですね。
ナパージュとムースのゼラチンのバランスを何種類も食べ比べて決勝戦に臨みました。

 
 
 
●関東Bブロック代表  「reve」チーム 埼玉県立秩父農工科学高等学校



 
ゼリー、ムース、ナパージュに黄桃をふんだんに使った優しい甘さのスイーツ。
女性二人は昨年地区予選で敗退したためにリベンジを!
(実はこのスイーツ甲子園がきっかけで手前の二人は付き合い始めたのだそう。
 このエピソードに会場は大いに盛り上がっていました❤)
味のバランスはいいので、どうドレスアップするのかがポイントという
五十嵐シェフのアドバイスをもとに、数々のデコレーションを試作して、
その写真を写メで五十嵐シェフに!
飴細工の代わりに、パータ・デコールで作品を引き立てます。

 
 
 
●中国四国ブロック代表  「Freres~兄弟~」チーム おかやま山陽高等学校





 
チョコレートムースとレアチーズで恋愛の甘酸っぱさやほろ苦さを表現。
マシュマロを使い、食感に工夫を凝らしました。
林シェフから、マシュマロも自分達で作れたら尚良しとアドバイスされ、
レモンとパイナップルのマシュマロを手作りして、層にして入れることに。
和菓子の求肥の食感を求めて・・・
チーズケーキと隠し味に白胡椒を使ったクルミのキャラメリゼとのバランスがポイント。
最初に仕上げ終えたので、一番目に試食されました。

 
 
 
●関東Aブロック代表  「magicienne」チーム 横浜市立南高等学校




スイーツ甲子園初出場校、普通科の三人組。
お母さんへの感謝の気持ちをこめて、月(お母さん)と
ハート(自分達)を象ったデコレーションが素晴らしいスイーツ。
堀江シェフの、食感をプラスすればベスト!というアドバイスをもとに
一番下にはサブレを敷き食感を改良。
味の決め手はクレームブリュレとラズベリームースです。




●近畿北陸Bブロック代表  「らふてぃ☆すのう」チーム 奈良県立磯城野高等学校




駄菓子のパチパチを入れ、パチパチと口の中で弾ける遊び心満載のスイーツ。
でも白岩シェフからは、パチパチはいらんかもしれへんな・・・というアドバイスが★
しかしそれに対抗して(笑)食感を倍増させるために、パチパチを大量に追加!
初恋をイメージした甘酸っぱいスイーツ。ホワイトチョコレートのデコレーションにも挑戦。
フランボワーズのムースとパチパチのバランスは成功するのか!?

 
 
 
●九州沖縄ブロック代表  「cerise」チーム 飯塚高等学校



 
昨年の覇者飯塚高校。でもこのチームは予選で先輩チームに敗退。
リベンジをかけて今年も挑みました。
スイーツ甲子園初の2連覇なるか!
恋愛の甘酸っぱさをチョコレートムースやマンゴー、パッションで表現。
西村シェフから、味にもうひとつ主張がないと勝てない、
食感にメリハリを!というアドバイスを受け50回も試作。
柚子のブリュレとマンゴーのジュレにナッツを加えて食感をプラス。
さらにチョコレートムースにはヘーゼルナッツで渋みを加えて。






 
100円ショップで購入したマヨネーズ容器をチョコのデコレーションに使ったり、
飴細工の型を自分で作ったりと高校生らしいアイデアが続出!
お互いに声を掛け合ったり、褒めあったりしてテンションをUPさせながら
3時間という長丁場を乗り切る先週の皆さん。
 
でも残り1時間・・・最後の仕上げにかかる頃、型から抜けない
ゼラチンを入れ忘れていて固まらないなど各チームに不安要素が!
ここでも励ましあって、最後の追い込みに挑んでいきます!
しかしタイムアップ後も完成しないチームが2チーム・・・
それでも諦めることなく、最後まで完成させていきました。

3名の審査員の皆さまも、真剣に悩まれるほどの完成度の高さに
驚いてらっしゃいました。 
 
 
 
 


 
長~いドラムロールの後・・・843校の高校生スイーツの頂点に立ったのは・・・
中部ブロック代表 「Allumage」チーム 名古屋調理師専門学校!

名前が読み上げられた瞬間に大喜びする選手、そして柴田シェフ♪
4人で抱き合って喜んでらっしゃいました。

 
 
 


 
なんとこのチームのスイーツは、上の薔薇の飾りを取ると、先生への
“Thank you for Teacher”というメッセージが隠されているんです。
大好きな先生に贈る薔薇をイメージした「感謝の形」

ドームの中には、一番上から、キルシュの風味の効いたババロア、
濃厚な味わいのピスタチオのムース、酸っぱいフランボワーズのジュレ、
そして一番下にサブレを敷いて、カリッとした食感をプラス♪

西原シェフからも「色のバランスもとても綺麗ですし、口あたりもとても良いです。
とてもとても美味しいです。」というお言葉をいただきました。

 
 
 



3選手には貝印三ツ星パティシエの認定書と副賞のメランジュール・ロボ、
そしてパリスイーツ研修旅行へのチケットが授与されました。

キャプテンからは「お世話になった先生方に感謝します」という喜びのコメント。
本当に素晴らしい先生と生徒の関係、師弟愛ですね。

柴田シェフからは、「味もさることながら本当にチームワークが素晴らしく、
研究熱心で、地区予選から練習を重ねた成果がでたのだと思います」
というコメントをいただきました。

3名の審査員の皆さんも、随分話し合いを重ねられたそう。
「基本的な技術的なことをきちんとふまえながら、
 素材をしっかりと取り扱い、味のバランスが素晴らしいものでした」(西原シェフ)

「こういういい作品といいアイデアをだせるというのも、
 自分の精神面と身体がしっかりしているからこそ。
 これからも身体を考えた生活をして、お菓子作りにもより興味を持ってもらえれば」(柳シェフ)

「今日の結果は上位5チームはいいものを作っていて、ではどこで差がついたかというと
 どれだけ回数を重ねたか、どれだけ根気よくやったかが
 でるんじゃないかなぁと思います。」(土屋シェフ)

  

 


 
解説の大森由紀子先生も、色々なエピソードを交えながら
視聴者にも分かりやすく、そして楽しくお菓子作りについて伝えてくださいました。
(寄ってみると・・・貝印さんのツケマツゲがとっても可愛いかったです♪)

 
 
 



最後は全員で健闘をたたえあって、記念撮影です☆
今年もたくさんの感動をありがとう。

 
 
 


 
優勝中部ブロック代表 「Allumage」チーム 名古屋調理師専門学校

審査員特別賞:近畿北陸Aブロック代表 「flour」チーム 福知山淑徳高等学校

審査員特別賞:九州沖縄ブロック代表 「cerise」チーム 飯塚高等学校






 
今年はどんなパリ研修旅行になるんでしょうね。
来年の報告が楽しみです♪

そして来年はさらにレベルの高い闘いが期待されます!

 
 


 
審査員の皆さまもお疲れ様でした。
来年も、熱き裏バトルを繰り広げてくださいね!