スイーツ巡り講座＠よみうり神戸文化センター7月は、
パティスリー・モンプリュさんにて開催させていただきました。
今回は一日講座も兼ねていたので、少し多めの人数で。
コルドンに通っていた時のクラスメイトさんや、
お店の開店に向けて頑張ってらっしゃる知人（←コンフィチュールありがとう♪）
以前からこちらのサイトの読者でいてくださったという、と～ってもスイーツ好きな方、
そしてどこでやってもらったんですか～？とお菓子よりも食いついちゃうぐらい（笑）
素敵なデコ携帯をお持ちの方などなど。。。
美味しいスイーツをいただきながら、楽しいお喋りをたくさんさせていただきました。
今回のテーマは「夏に美味しいフレッシュフルーツをふんだんに使ったスイーツ」
モンプリュさんでは、フルーツが主役のお菓子って普段はあまり並ばないんですが、
夏になると林シェフお気に入りの和歌山産の桃やブルーベリー、
マンゴーなどを使った色鮮やかなお菓子がショーケースに登場します。
今が一年で一番、ショーケースがカラフルに彩られている季節なんですよ♪
でもそんな時季でもショーケースには決して並ぶことのない、
イートインでしか堪能できない温度やテクスチャーのデザートを考えてくださいました。
それでは早速ご紹介させていただきますね♪
一皿目は、マンゴーのタルト＆パイナップルのスープ。
このビジュアルのマンゴーのタルトって、色々なお店で見かけると思いますが・・・
モンプリュさんで見たのは初めてかも！？
パート・シュクレにクレームダマンド、その上にパティシエールを少し重ねた
いたってシンプルなスタイルなんだけど・・・こんなにシンプルなのに
いえ、シンプルだからこそ、各パーツンの美味しさが一層際立つんですよね♪
モンプリュさんのタルト生地は本とに美味しいんです❤
上質なアーモンドプードルをたっぷりと加え、薄くしっかりと焼きこまれています。
そして、とろん♪と舌の上でとろける濃厚な甘みのアップルマンゴーの上には
芳醇な香りをはなつバニラビーンズのナパージュ。
このバニラの上品で繊細な香りが、シンプルなフルーツのタルトを
ワンランク上のテイストに引き上げています。
こちらは、パイナップルのスープ。
パイナップルに生クリーム、卵などを加えてミキサーにかけた
ほわっとムースのような口あたりの、いわゆるミルクセーキのようなジュース。
底にはパインジュースが自然と分離したという透明な層ができていて、
見た目はお洒落な2層構造のジュースに仕上げられています。
キルシュの香りとフランボワーズの酸味でちょっぴり大人テイストに。
二皿目は、白桃のグラタンです。
白桃のリキュールと砂糖でマセレした白桃に
サバイヨンソースをかけ、粉糖をふって焼成。
ソーテルヌベースのサバイヨンソースは、甘みとフレッシュな酸味のバランスがよく、
ゴージャスな貴腐香の余韻が長く続いていきます。。。
桃は、和歌山県あらかわの桃を使用。
果肉はやわらかく繊細ながら、甘みと香りはとても芳醇で
お口いっぱいにあま～い果汁が溢れだします♪
フルーツのグラタンというと、ソースが甘ったるく、
せっかくのフルーツのフレッシュ感が失われてしまうイメージがあったんですが、
こちらは甘やかで繊細な桃の香りが、エレガントなソーテルヌ香のヴェールで包み込まれ、
インパクトのある大人テイストに引き上げられています。
色々なフルーツで試してみたい一品ですね。
つづきます・・・