ベルナション@リヨン ☆ フランス&ベルギーお菓子紀行vol3  | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
セバスチャン・ブイエ@リヨン -1
セバスチャン・ブイエ@リヨン -2

  
  


  
リヨンのショコラティエといえば・・・
是非お伺いしたかったのがこちらのお店。
リヨンが誇るチョコレートの老舗ベルナションさん。
  
伊勢丹さんのサロン・デュ・ショコラでも、毎年人気を博しているお店ですが、
パレ・ドールやタブレット以外にはほとんどお目にかかる機会がないので、
お店の雰囲気や他のお菓子も、是非拝見してみたかったんです。


お店のショーウィンドーには、高級感溢れるパッケージのディスプレイ。
その合間から、伝統を感じさせる、クラシカルで落ち着いた雰囲気の店内が垣間見られます。

  
  
  



  
スタイリッシュなパッケージの中には、クラシカルなショコラの数々。

ベルナションのショコラに関して特筆すべきは、
現在でも変わらず、伝統的な昔ながらの製法で作られているということ。

今日殆どのショコラ専門店では、クーヴェルチュールチョコレートを
使用して商品を作るのに対し、ベルナションでは、
カカオ豆を自ら厳選することはもちろん、
カカオ豆の状態から商品になるまで、すべての作業を自らでおこなわれているそう。

人気店であるにも関わらず、リヨンにしか店舗をおかず、
輸出をすることもほとんどないという姿勢からは、
伝統を重んじ、品質を守るという高い志と、商品に対する強い愛情が感じられます。

   
 
  
  



  
アントルメもとてもクラシカルなスタイル。
その中でも一番目を惹く、芸術的な華やかさで咲き誇るショコラのフリルのガトーが、
(母の日のカーネンションのアントルメのようですね)
ベルナションのスペシャリテ「ガトー・プレジダン」です。
  
オーガンジンのような繊細なラインから、ふわっ・・・と一瞬にして溶け消えてしまう
如何とも表現しがたい至福の口溶け感が想像されますね。

  
ところで、リヨンの三ツ星レストランといえば、ポール・ボキューズですよね。
かのポール・ボキューズ氏の御息女であるフランソワーズさんが、
ベルナションの創業者であるモーリス・ベルナション氏の御子息
ジャン=ジャック・ベルナション氏に嫁がれたというご縁で、
ポール・ボキューズのデザートでも、
こちらのベルナションのガトーを堪能できるのだそう。
  
美食の街リヨンでの、最高峰のお料理とお菓子の饗宴☆
いつの日か是非とも訪れてみたいレストランの一つです。

  
  
  



  
クラシカルなお菓子以外にも、美味しそうなお惣菜やサンドウィッチ、
大きく焼かれたブリオッシュや焼き菓子の数々・・・

この後マルシェでランチタイムだったので(この時は知らなかったんだけど・・・)
購入しておけばよかったなぁ・・・と後でかなり後悔しました(涙)
でもこの時すでに、1日半ぐらい起き続けている状態だったので、
頭がちょっぴり朦朧としていたんですよね^^;
(写真もイマイチなアングルのものが多いし…)

   
 
  
  


  
スペシャリテであるパレ・ドールのBOXも、こんな風にディスプレイされていました。
お菓子自体やお菓子のディスプレイはとてもクラシカルなのに、
パッケージのディスプレイはとてもモダンな雰囲気。
なんだか現在と古きよき時代が混在しているかのような・・・
不思議な時間(とき)が流れる空間でした。
ヴァンドゥースさんも、昔の映画に出てくるような雰囲気なんですよ❤

  
  
  


  
フランスではショコラは基本的に量り売りで、
ベルナションさんでは、7.8€/100g(1000円弱程)
100gで8~9個位なので、かなりリーズナブルですよね。
(だって、パレ・ドールが1個120円ぐらいってこと?!)

  
  
  


  
ど~んと、こんな素敵な詰め合わせを買えれば良かったのですが・・・
まだパリもあることだし、我慢我慢★

  
  
  




  


自分用には、こんな感じで購入してみました。
パレ・ドールは去年のサロショコで、7.8個食べたので
自粛して1個だけに(・・・って裏向きで金粉が隠れちゃってるわ^^;)

その代りにグランサイズのパレ・ドール&ジャンドゥジャフリュイを買ってみました。
マロングラッセと比較していただくと、その大きさがお分かりいただけるかしら。
パレ・ドールの食べ比べっこが、とっても楽しみです♪