こんにちは、

最近春雨にはまっているゆきほです。

 

* * * *

 

【第4回】

YouTube 料理の基本の”き”シリーズ。

基本の肉じゃが・調味料について
調味料と煮物の基本となっております。
肉じゃがで、『うまく味が浸透しない…』
という経験をされたことはありませんか?

しっかり味を浸透させるコツをご紹介します!

 

 

■動画はコチラ↓↓(12分程度)

 

 

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■0.動画(調理)の流れ

場合によりますが、

料理は基本的にこのような流れで行うと、手際よくできます。

 

 

■1.材料(2人分)

 

💡肉は、お好みで牛こま切れ肉でも◎

→豚:甘みがありまろやかなコク

→牛:肉肉しく濃厚

 
 

 
 
■2.下準備
①お湯を2種類沸かす
💡1つの鍋に300ccより多めに沸かして、
後で2つに分けてもOKです。
 
 
 
②絹さやのヘタと筋を取り除く
加熱しても柔らかくならず、口に残るので、手でポキッと折り、引っ張って除きます。
 
 
 
③絹さやを下茹でする
①で沸かしておいた、絹さや用の茹で湯に塩を2本指で少々つまみ、湯に加えます
そこへ絹さやを投入。表裏返しながら30秒ほど茹でます。
茹で終わったら、小皿などに広げて冷まします。
 
💡補足
緑色の野菜には、クロロフィルという色素があります。
 
特徴:
熱に弱く、加熱で色が褐変し、フェオフィチンという色素になる
塩を加えて短時間加熱することで、その褐変を防止できる
③冷水にとる、平たい皿に広げて冷ますなどすると、鮮やかな緑色(クロロフィリン)に変わる
 
そのため、塩を加えた湯で短時間加熱した後、広げて冷まします。
★アクの強い野菜でなければ、冷水にとる必要はありません。
 
 
 
④かつお1番出汁をとる
①のお湯を沸かし直し、かつお節を入れて弱火にします。
アクを除きながら1分煮だし、
その後、濡れたさらし布巾orキッチンペーパーで濾します。
 
 
★このレシピでは、約200ccの出汁がとれます。
★蒸発して200ccに満たない場合は、その分水を足してください。
 
⑤しらたきを切る
食べやすい大きさに切っておきます。
★今回は下茹で不要タイプを使用しています。
★アク抜きが必要なタイプは、かぶる程度のお湯で下茹でしてください。

 

 

 

⑥落とし蓋をつくる

クッキングシートを、三角形に4回折り、鍋のサイズに合わせてカットします。

その後、弧と中心に切り込みを入れます。

★詳しい作り方は、動画(02:42~)をご参照ください。

 

 

💡煮物のポイント①

今回は少ない液体量で煮ていくので、

落とし蓋なしで煮ると、左図のようにうまく煮えない原因になります。

落とし蓋をすることで、右図のように食材が液体に十分に浸かり

グツグツと踊りづらくなるので、煮崩れず綺麗に煮えやすくなります。

 

 


 

 

■3.野菜の下処理

①玉ねぎをくし形に切る

玉ねぎはそのまま切らず、一度バラして切ります。

★内側~外側が繋がったまま切ると、

内側のサイズが外側よりも小さくなり、火通りが変わってしまうためです。

 

内側は、切らずにそのままor2等分

 

真ん中は、3等分

 

外側は4等分

 

…このように切ると、全体のサイズ感が均一になり、火通りも均一になります。

 

 

 

②にんじんを乱切りにする

乱切りには『〇cm』など明確なサイズはあまりありません。

一般的には3cm程度ですが、サイズ感はお好みで大丈夫。

我が家は割と小さめ。

 

人参は、じゃがいもよりもやや小さめに乱切りにします。

色が濃いので主張が強く小さめに切ることで、見た目のサイズ感がじゃがいもと統一されます

人参のほうがかたいので、火通りを良くするためです。

 

 

 

③じゃがいもの皮を剥き、乱切りにする

包丁での皮の剥き方は様々ですが、私は、

天辺と底面を剥いてから→側面を剥く

これがやりやすくてオススメです。

 

 

 

皮がむけたら、

じゃがいもの芽には毒素が含まれているので、

包丁の刃元orピーラーの丸い部分などで取り除きます。

 

 

 

 

芽を除いたら、乱切りにします。

人参よりも少し大きめに切りましょう。

これもサイズはご自由です。我が家は割と小さめ。

 

 

④じゃがいもの面取りをし、水に浸ける

面取りとは、角を取り除くように包丁で、鋭利な部分をそぎ落とすことです。

そぎ落とした方のじゃがいもは、味噌汁や肉じゃがにそのまま入れても◎。

 

 

角があると、角同士がぶつかり、柔らかい具材は煮崩れやすいです。

 

 

全面、面取りします。角がとれたら、OKです!

★煮崩れやすくなりますが、時短のためにあえて面取りしなくてもOKです。

 

 

面取りできたら、じゃがいもを3~5分水にさらします。

 

 

 

⑤絹さやを斜め2等分にしておく

盛り付け時に、彩り(飾り)として使用します。

 

 


 

 

■4.加熱

①具材を炒める
鍋に油を敷き、あたたまったら豚肉を炒める。
肉の色が変わってきたら、じゃがいも、人参、玉ねぎ、しらたきを加え、更に加熱する。
★油を具材全体に回すように炒めましょう。
 
 
じゃがいもの外側が、うっすら透き通ったら、一度火を止めます。
 
 
 
②とっておいた出汁を加え、調味料を加える。
→最初に酒・みりんを加えて火をつけ、アルコールを飛ばします(強火)。★お酒のツンとした匂いがなくなるまで
きび砂糖を加えて※落とし蓋をし、3~5分煮詰める(弱~中火の間)。
醤油を加えて※落とし蓋をし、※8~15分煮詰める(弱~中火の間)。
 
また、調味料は液体めがけて加えます。
素材にかけてしまうと、味つけがまばらになってしまいやすいです。
 
 
※注釈:必ず作った落とし蓋をして、煮ていきましょう。
鍋に付属している蓋など、
完全に蓋をするものとは役割が違うので、
弱~中火の間で時々様子を見ながら行います。
 
★鍋が大きい場合は、蒸発しやすくなりますので、
醤油を加えた後は8~15分の間で、様子を見ながら調整してください。
 
 
💡煮物のポイント②
調味料の『さしすせそ』をご存知でしょうか。
・さ:砂糖
・し:塩
・す:お酢
・せ:醤油
・そ:み
※醤油は昔『うゆ』と呼ばれていたため
 
これは、食材に味をよく染み込ませるための標語です。
 
 
=なぜ?この順が良いの?=
調味料には、粒子の大きさがあります。
粒子の小さいものが、先に食材の中で浸透すると、
それよりも大きい粒子のものが、食材の中へ入りにくくなります。
 
 
なので、粒子の大きい砂糖から『さしすせそ』の順番に加えます。
すると、食材に粒子が大きいものも浸透してくれます。
 
 
=今回の肉じゃがでは?=
今回使う調味料は、
・酒
・みりん
・きび砂糖
・醤油
を使います。
★きび砂糖:上白糖よりコクがあり、煮物や和食向き
 
下図のように、酒から順に加えていきましょう。
 
="さ"は砂糖じゃないの?=
(さ)で最初に酒を入れることで、食材への調味料の浸透が良くなります。
酒がある場合は、酒を最初に加えます。
 
=みりんのタイミングはいつ?=
1)本みりん(アルコール度数が12.5~14.5%):酒と同じタイミング
アルコールを煮切る必要があるからです

2)みりん風調味料(アルコール度数が1%未満):味噌と同じタイミング。醤油のあと
 
 
 
②最後に『振り醤油』を加えて、『鍋止め』する
醤油は加熱に弱く、風味がとびやすいです。
鍋に1周まわしかける程度(小さじ1/4程度)の醤油を加えましょう。
加えたら、3分ほど裏表をやさしく返しながら煮詰めます。
 
 
最後に、火を止め蓋をして、鍋止めします。
最低30分~1時間は鍋止めしたほうが、美味しいです。
可能であれば、翌日以降に食べると更に◎
料理は温度が下がることで、味が素材によく馴染みます
★カレーや肉じゃがが、翌日のほうが美味しいのはこのためです。

 

 


 

 

■5.盛り付け

①様々な具材をランダムに、皿に盛りつける

色の濃いにんじんが、表に見えるように盛り付けましょう。

 

 

②最後に、山高に盛り付けた天辺に、彩りの絹さやを飾る

今回は、クロスするように盛り付けました。

 

 

完成です!!✨

 

 


 

 

■6.調味料と煮物のおさらい

 

 

 

* * * *

 

 

いかがでしたか?

私は料理を学ぶ前、肉じゃがに味が染み込まず、苦手意識がありました。

味の浸透のさせ方を学んでからは、美味しい肉じゃがが作れるようになり、得意料理に変わりました!

 
煮物の味付けでお悩みの方はぜひ、
調味料を加える手順や、落とし蓋、鍋止めを意識してチャレンジしてみてくださいね!
 
余談ですが、今回使ったお皿は、知人に手作りしていただきました❤
唯一無二のお皿です!これ素敵ですよね✨お気に入りです😊
 

お読みくださり、ありがとうございました!✨


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(2022/12/10追記)