離婚したいけれど、家事や育児が得意なイクメン夫に子どもの親権を渡したくない! | 法律でメシを食う35歳のブログ~露木幸彦・公式ブログ~

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1980年生。国学院大学卒。行政書士・FP。金融機関では住宅ローンのトップセールス。離婚に特化し開業。年間相談件数は1,500超。離婚サポートnetの会員は1万人と日本最大。マスコミ掲載多数。読売、朝日、日経各新聞、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」等。

家事や育児が得意なイクメン夫に子どもを渡したくない!

今まで子の親権は争点にならず。なぜなら、夫は家庭を顧みず、育児は専業主婦の妻のワンオペなので子を引き取るのは妻で異論なし。しかし、共働き夫婦は一筋縄にはいかない。イクメン夫は家の仕事が上手なので子も懐いている難敵。「俺が育てたい!」と言う夫をどう説得したら。

 

女性③

 

A.親権を持つ=すべて引き受けるのだと理解させる。

夫が親権を望む理由が「離れたくない」なら、十二分に検討した結果なのか。日本では共同親権(離婚した元夫婦が育児を共同する)ではなく単独親権(親権者1人が育児を全負担)なので妻は協力する必要なし。今まで分担していた家事や育児をすべて引き受ける覚悟はあるのか。

女性①

 

B.勤務変更、収入減少、キャリア喪失…シングルファーザーの現実を提示

病気による看病、病院への送迎、学校からの呼出、行事への参加など「いつもの育児」以外に突然、発生する出来事が頻発。遅刻や早退等が必要なので定時ではなく時短勤務で減給は確実。昇給昇進が見込めず、今までのキャリアが無駄になるが、すべてを投げ打つ覚悟があるのか。

 

女性②

 

C.子を傷つけたくないから、気持ちを聞く機会を作らない。

親権の選定で母親が有利でも、夫が一発逆転できるのは子どもの選択。子がその日の気分で父親を選ぶ展開を避ける。子にどちらかを選ばせるのは酷。選ばなかった方の親に罪悪感を持つから。離婚による子の影響を最小限にするのは双方の望みだろう。

 

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