カーニバルの起源は、カトリック教会がイースター前の46日間が断食期間と定めたことに由来する。
断食が始まる前に肉や乳製品を思う存分楽しもうという趣旨であった。
遡って11月11日からカーニバルシーズンが始まるというから随分と長いお祭りだ。
クリスマスから年明け6日までは祈りの期間としてカーニバルもお休み。
1月7日から再開され、2月7日は女性が主導権を握ることを祈るイベントとして、職場で男性のネクタイを切るという冗談のようなイベントが現代も行われる。
例に漏れず、夫もこの日ばかりは使い古しのネクタイを締めて、見事に真っ二つになったそれを持ち帰ってくるので面白い。
カーニバルのクライマックスはRosen Montag(バラの月曜日)で各地で仮装パレードが行われる。
今年のフランクフルトのメインパレードは日曜に実施されたのでリポートしたい。
先頭は女性警官の騎乗隊。

楽隊が続き、沿道を盛り上げる。

山車が続き、沿道の子供たちへ向かってお菓子がばらまかれる。

楽隊も本格的なものから文化祭レベルのものまでさまざま。

山車を引導していたクラシックカー。

いかにもドイツらしい中世の装いが目を引く。

春の訪れを告げるイベントらしく、晴天にめぐまれ、たくさんの見物客でにぎわっていた。